
ブログの肝
ブログ「sekapro」において、肝の一つに据えているカテゴリがプロレス観戦記です。
そもそもは自分が観戦した大会の備忘録代わりにはじめました。スタートしたのは、1996年くらいからです。
途中、仕事や闘病生活で内容のボリュームは変化していきましたが、基本長文主体になっています。あまり、初心者の方には優しい記事とはいえないかもしれません。
私の財産に
2021年11月頭時点で、ブログに発表したプロレス観戦記は、ざっと307本あります。
そして、そのほとんどが私の生活圏である九州地区や山口地区の観戦記になります。
最初は手書きで、のちにワープロ、パソコン、スマホと使う道具は変遷していきましたが、その場でみた事、感じたことを書き留めておく、というのは、プロレスファンとしての私の財産になっていきました。
専門用語で壁を作らない
ブログのポリシーとして「初心者に専門用語で壁を作らない」という気持ちはあり、これはプロレス観戦記でも同様です。
観に行く団体は実にさまざまで、いわゆるメジャーとよばれる団体から、インディと呼ばれる小さい団体まで、機会があれば何でも見ます。
もう一度楽しめる
最近は西日本で盛んな社会人プロレスの大会が多くなっています。特に北九州のがむしゃらプロレスは、見始めて12年(2021年時点)となり、観戦記の数も桁違いに多くなっています。
プロレス観戦記を書いて、のこしておいたことでよかったのは、かつて観に言った大会を時を経た時点で、もう一度違う角度から楽しめるということですね。
昔は特別だった
今でこそ配信が入ったり、DVD化することもあって、大分地方大会も映像が残る時代ではありますが、私が観戦記書き始めた当時って、生のプロレスは「そこへ行かないとみられない」ものでした。
もっと遡ると、馬場全日・猪木新日の時代には、日本にローカル団体というものがありませんでした。ですから、プロレスを生で見ること自体が地方では「特別なこと」だったんです。
地方プロレスの誕生
東京ではみられない「地方のプロレス」が誕生したのは、1992年10月1日、ユニバーサル・プロレスリングを退団したザ・グレート・サスケ選手が、岩手県に地域密着型プロレス団体として「みちのくプロレス」を設立したところからはじまっています。
ローカル団体というのは、かつてWWEが全米侵攻する前のアメリカや、ヨーロッパでは普通に見られたモノで、近年ではメキシコにその名残があります。みちのくプロレスは日本で初のローカル団体になります。
ローカルプロレスの成長過程
「地方の小規模会場であれば会場使用料が安い」、「地方では娯楽が少ない為潜在的な客層がある」という経営戦略のもと、徹底した支出抑制策をとった結果、1回の興行の集客が200人から300人規模でも利益を上げる事に成功していました。
これによって、「地方プロレスモデル」ができ、東京や大阪に頼らなくても生でプロレスを味わえるようになっていったのです。ですから、私が観戦記を書き出した頃って、地方プロレスが勃興して、成熟していった過程でもあるわけです。
そんな資料的側面も含めて、拙プロレス観戦記をお楽しみいただけたら幸いです。

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