プロレス的発想の転換のすすめ(108) 逆境を生き抜く力
安定を求めた日々
今回は自己肯定感とプロレスのお話です。
個人的には、今も社会に出て毎月お金の心配をせずに、日々を暮らしていけるのが夢です。
そのために絵や文章という不安定な夢は追いかけずに、大学卒業後、手堅く就職しました。
突然の戦力外通告
しかし、最初に就職した会社からは、8年余りで戦力外になってしまいました。
私が30歳になったばかりの頃です。
この時代から「お金に困らない生活をしたい」という夢がより明確に出てきたのです。
ところが、これが果てしなく遠いものだったとは思いもよりませんでした。
極限のバイト生活
二度目の再就職を果たす前に、私にはアルバイト期間が約9年ほどあり、このときは切り詰めればギリギリ生活できるレベルでした。
一見するとうまくいった再就職でしたが、給料は固定給になり、時間給時代より給料は安く、労働時間は長くなりました。
心が折れた瞬間に
この職場も約3年ほどで、店ごと戦力外にされたのです。こんな状態でもなお「自分には価値がある」という根拠のない自信がある方は、おそらく精神疾患になることはないでしょう。
実際、私は幼少期に両親に自分を否定されて育ち、社会に出てからはさらに追い打ちをかけられ、自尊心をズタズタにされました。
挙句、うつになり自分の人生に長い長いブランクを作ってしまいました。
絶望から這い上がる
ここから自己肯定感を上げていく作業をしていくわけですが、なんとなく上手く回り始めた時に介護がスタートし、コロナ禍でトドメを刺されました。
しかし、私はそれでもなお生きてこられました。
2022年10月1日に逝去されたアントニオ猪木さんは、ご生前に「人は歩みを止めたときに、そして挑戦を諦めたときに年老いていく」という言葉を遺されています。
諦めない心の土台
最初に「お金に困らない生活をしたい」という夢を抱いてから、かなりの年月が経過しました。
猪木さんの言葉を借りれば、私は決して歩みを止めなかったし、諦めもしませんでした。
それが正解かどうかはわかりませんが、間違いなく現在の私にとって自己肯定感のベースになっていると感じています。
終わらない挑戦
もちろん、数えきれないくらいに絶望してきたし、これまでのチャレンジが実を結んだとは言い難いものがあります。
しかし、見方を変えれば、夢が叶えば私は歩みを止め、チャレンジしなくなるかもしれません。
そういう意味では、私の中の猪木イズムが、歩みを止めさせず、チャレンジし続けるように仕向けているのかもしれません。
理想と現実の間で
とはいえ、やはりお金の心配はしないに越したことはないですけどね。
猪木さんは晩年までお金には困っていた印象なので、燃える闘魂の完全コピーはしたくないのも本音なのです。
失敗しても立ち上がれる
心理学において、自己肯定感とは「成功し続けている状態」ではなく「失敗しても立ち上がれる自分を信じられる状態」を指します。
プロレス界でも、かつてアントニオ猪木さんが、圧倒的に不利と言われた異種格闘技戦や、数々の団体崩壊の危機という「闘い」の中で、幾度となくどん底を味わいながらも常に前を向いてきました。
来る日も来る日も延々と闘い続けたあの日々こそが、プロレスファンの胸に刻まれている猪木さんの真骨頂です。
人生はチャレンジだ
たとえ世間から「無謀だ」と笑われても、自らの信念を貫き通すその姿は、私たちに「生きることは闘いそのものだ」と教えてくれます。
迷わず行けよ、行けばわかるさ。立ち止まることなく、不器用でも一歩を踏み出し続ける限り、私たちの人生は何度でも輝きを取り戻せます。
そう、人生はチャレンジなのです。
にほんブログ村

