【プロレスブログ】プロレス的発想の転換のすすめ【132】再出発の裂け目

[プロレスブログ] プロレス的発想の転換のすすめ

プロレス的発想の転換のすすめ【132】再出発の裂け目

孤立の控室

結局パソコンの基金訓練に通うことになりました。

しかし、そこでも他の受講生との軋轢に悩まされました。ここでも味方は誰もいませんでした。

卒業すれば少ないパイを奪い合う敵同士です。仲良くできるはずもありませんでした。

運命のカード

失意の中、次の展開を考えねばならず途方に暮れていた時に一枚のチラシと出会います。

それが心理カウンセラーの養成を行うという、後に私が通う学校のものでした。

ここでやっと自分と本気で向き合う必要性を痛感したわけです。もっとも最初の動機は「このまま薬を飲んでいてもいいことないから、自分の心の仕組みを知って再発も防いでいけたらいいな」というものでした。

継続の呪縛

私はもともと「続けられる」ことが得意でした。

好きなことなら寸暇を惜しんで続けられますし、嫌いなことでも続けられます。

しかし、それは必ずしも良いことではありませんでした。自分の気持ちに無頓着で、周囲に流されて生きていました。

修行のリング

学院ではカウンセリングのやり方を主に学んでいました。

そこでは個人カウンセリングを受け付けていました。授業は月2回3時間の二コマずつでした。

それほど負担にならないと思っていましたが、現実は結構厳しいものでした。

劇薬の抱擁

私は学院でカウンセリングも受けていました。

カウンセリングルームでは、学院の先生が個別に対応してくれます。

私は最初から特定の先生を指名していました。その先生はハグを使うセラピーを用いていました。

これは、文字通り先生とハグすることで心理的な安心感や愛着感を得ることを目的としたセラピーです。

反射的拒絶

私はそれまでスキンシップというものがすごく苦手で握手するのも嫌悪感をもっていました。

しかし自分と向き合ってこなかった私は、自分にそういう苦手意識があることすらわかっていませんでした。

もちろんハグに関しては私も了承したうえで行ったのですが、いざやってみたら何とも言えない気持ち悪さでいっぱいになったのです。

実はのちにハグというのは、愛着形成に欠損のある私のようなタイプには効果的であると同時に結構「劇薬」であることも知りました。

薄皮の剥離

私の場合、ハグは劇薬だったわけです(余談ですが、現在のカウンセリングではハグをしないことが一般的になっています)が、これによって薄皮をはがすかのように、ていねいに自分の問題と向き合って解決していく、とても辛抱のいる時間のかかる作業になることを、私は覚悟したのです。

ハグの体験に関してはそれ以降ほぼなかったのですが、薄皮をはがすたびにいろんな問題が浮上してきては、その都度大変な目にあっていきました。

夜の退場・暗闇の花道

カウンセリング体験の中でもう一つ忘れられない出来事があります。ある日カウンセリングを終えて、事務局の方と先生に礼を言って、私は学院の外にでました。

当時学院は古いビルの最上階にあり、夜になると階下のテナントは営業を終了しており、階段は真っ暗でした。

もちろんエレベーターなんかありません。普通なら学院に戻ってあかりをつけてもらうように頼むところですが、その時の私はなぜかそのまま階下に降りていきました。

階段はかなりの急傾斜で一歩踏み外せば大けがにつながっていたでしょう。

壁伝い生還・密室の窮地

しかし、幸いなことに私は壁を伝ってどうにか一階まで降りきりました。

ところが一階入り口にはシャッターが降りていて、自分では開けられません。ここではじめて私は学院に電話して「SOS」を発信しました。

独闘の癖

本来なら階段が真っ暗な時点で引き返せば大事に至らなかったはずなのに、この時の私は「自分でなんとかしなければ」と思い込んでいたのです。

この感覚は、自分自身と向かい合う闘いの中で今もなお現在進行形で立ち向かっています。

この闘いを通じて私は自分の人生を切り開きはじめたような気がしています。

卒業の条件

カウンセリングで出来ることには限界があります。

最終的に私がカウンセリングから卒業できたのは、自分自身の問題と向き合う力を取り戻したからです。

私がカウンセリングにおもねって、依存していたら、未だにカウンセリングから離れられずにいたことでしょう。

自己信念防衛

そして、自分自身と向かい合う闘いは今もなお現在進行形で続けています。

しかし、その闘いを通じて私は自分の人生を切り開くことができました。

私は自分が好きなことや嫌いなことをハッキリさせて、自分の気持ちに忠実に生きるようになりました。

それは周囲から反発や批判を受けることもありましたが、それでも私は自分の選択を貫いたのでした。

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