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[アニメ感想] 2018年冬アニメ完走分感想文 りゅうおうのおしごと

主人公の九頭竜八一は、16歳の若さで棋界の2大タイトルの1つである「竜王」を奪取したものの、その後大スランプに陥り、公式戦において11回連続の敗北を喫していた。そんな3月のある日、自宅に帰った八一は、なぜか女子小学生の出迎えを受ける。小学生・雛鶴あいは、竜王戦で八一と交わした約束から、彼の内弟子としての弟子入りを希望する。これまで弟子を取ることなど考えもしていなかった八一は「一度対局してあげれば帰るだろう」と軽い気持ちで対局するが、あいが非常に高い将棋の才能を持つことに気づき、そのまま弟子として彼女を育ることに決める。(あらすじはwikipediaより)

 萌えとシリアスな勝負を上手く対比

つい10年くらい前には、どちらかというとレアな題材だった将棋も、今期は「3月のライオン」第2期と、この「りゅうおうのおしごと」と二本も放送されている。とはいえ、視聴者の大多数は私を含めた「素人」であると想定されるため、真正面から将棋の対局を描くだけでは、話にならない。

そこで、「りゅうおうのおしごと」では、萌えとロリ要素を加味して、視聴者の取り込みを図るわけだが、前半は正直ロリ要素が強すぎて、正直「ロウきゅーぶ」とどこが違うんだろう?という疑問を抱かずにはいられなかった。

しかしいざ対局シーンが始まると、きちんとした描写をみせてくる。ホワホワした萌えとシリアスな勝負を上手く対比さ、バランスよく描写するあたりなかなか侮れないところで、単なる萌えロリ系アニメにとどまらない部分。

中盤では、八一の師匠の娘、清滝 桂香を通して女流棋士になることがらいかにハードルの高いことなのかを描き、その上であいが高みを目指して奨励会入りするまでの奮闘も描かれている。

 クライマックスの竜王戦は激熱!

もちろんロリ要素もしっかり混ぜた上で、闘いはあくまで激しい。才能だけでも運だけでも勝ち上がれない。だから将棋がうまくなりたい、というあい達登場人物の心情は、ある意味ピュアである。

クライマックスの竜王戦は、将棋を知らないど素人の私ですら熱くなる、文字通り激アツな闘いが描かれており、このクライマックスをきちんと描いたことこそ、「りゅうおうのおしごと」の真骨頂だったと思う。

なお、小学生のヒロイン、あいの両親役で水木一郎さんと堀江美都子さんが声優として出演している。アニキの(一応)レギュラーとしてのテレビアニメ出演は、デビュー作の宇宙空母ブルーノア以来となる(はず)。そういう意味でもエポックメーキングな作品だったのだ。

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