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[映画鑑賞記] 劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer

残されたドライブライドウォッチの謎。その鍵は戦国時代に隠されていた。魔王・織田信長と出会い、歴史上の戦いに身を投じるソウゴたち。そこにであらわれたのは歴史の管理者を名乗る“クォーツァー”、仲間だったはずのウォズも、その一員として立ちはだかった。やがて明かされる、ソウゴたちのこれまでの戦いに隠された衝撃の事実。常磐ソウゴ=仮面ライダージオウ、その存在に隠された大いなる陰謀とは?時空を超えた冒険のはてに、ついに誕生する王は最善か?最悪か?

ついに「仮面ライダージオウ」真の最終回へ――。(あらすじは東映HPより)

映画の見どころは・・・

抱き合わせになっている「騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!」がタイムスリップモノで、こっちもタイムスリップもの。工夫も何もない。一番の見せ場が令和最初のライダーである「ゼロワン」登場という時点で、もはやゼロワンお披露目のための映画という評価しか与えられない。

そもそもなんで織田信長を絡めて、「ドライブ」のベルトさんを再登場させるのかが意味不明。その織田信長も特別出ても出なくてもよかったし、前半のギャグシーンがとにかく退屈で、正直半分くらい寝ていた。

先ほども書いたけど、この映画の見どころは「ゼロワンが動く」ところなので、ジオウの映画なのに、しょっぱなならジオウとかもうどうでもよくなっているし、実際冒頭のウォズは平成の歴史すっ飛ばして令和ライダーの登場を祝っているし、これでは平成最後のライダーを総括する意味はないといってもいいのではないだろうか?

大いに敬意を払っているが・・・

見せ場もたくさんあったわりにはどの部分に焦点を当てたいのかが、イマイチよくわからないし、特別知りたいとも思わない。リュウソウジャーの方が時間が短い分、まだ退屈せずにすんだという点では、今年の夏映画は救いがたい低レベルの作品が並んでしまったとしか言いようがない。

もちろん長い歴史を誇っているスーパー戦隊にも、仮面ライダーにも私は大いに敬意を払っているし、ここまで酷評しながらも冬の映画にはいくつもりでいる。でもなあ、この夏のジオウ&リュウソウジャー映画は残念ながら「失敗」だったとしかいいようがない。

ただ、見せ場としてゼロワンが出オチではなく、ちゃんとした形で動いているところを見せてくれたのは収穫。思った以上に動くゼロワンは格好よかった。これだけは観る価値はあると思う。秋からの放送が楽しみになってきた。

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