[アニメ感想] 2017年秋アニメ完走分感想文 ブレンド・S
主人公・桜ノ宮 苺香は海外留学の資金を貯めるためにアルバイトを探していたが、どこも面接で落とされていた。生まれつき自分の目つきが悪いためだと考えて悩んでいたところ、ふとしたきっかけで喫茶店を経営するディーノと出会い、スカウトされて彼の経営する喫茶店で働くことになる。実は、そこはウェイトレスがそれぞれに与えられた「属性」になりきって接客する喫茶店であり、苺香はディーノに「ドS」キャラを演じることをリクエストされる。最初こそドSを演じることに抵抗を感じて慣れなかった苺香は、まもなく天然でドS接客をこなすようになり、他の店員たちとアルバイトを続けていく。(あらすじはwikipediaより)
この手の「日常もの&ワーキングもの」もだんだんネタが枯渇してきたのか?「属性」を足したり、金髪美青年まぜたり、オトコの娘まぜたり、あれやこれやで他作品との差別化を試みているが、ブレンド・Sもその類。
同じA-1 Picturesが作る「WORKING」シリーズとは何かと比較されがちだが、どちらもリアルさとはかけ離れている点では共通している。それだけに被るところもたくさんあったりする。
さりとて、ずっとWORKINGシリーズを作るわけにもいかないので、似たような路線の作品はこれからも作られていくだろう。
アニメのブレンド・Sに関しては、主人公・苺香が海外への憧れから渡航費をためるためにバイトをはじめようと決意。たまたま声かけられたディーノ店長の店、スティールで働くことになるわけだが、後半は苺香に思いを寄せる店長とのラブコメ路線に針を振り切ってしまったので、序盤の海外云々というエピソードはあまりでてこなくなる。
そこに、次々登場する個性派店員を描いていくと、どうしても苺香中心の話にはしにくい事情もわからんではない。全十二話の中で、可能な限り原作の要素をぶち込んだ結果としては、悪くはないが可もない感じに落ち着いた印象がわたしにはある。
私が見ていく中で、WORKINGとの比較対象はそれほど脳裏には浮かばなかったものの、たくさん視聴する中の箸休め的に見る作品に落ち着いてしまった。
視聴習慣にはなったけど、円盤買うまで入れこめたか?というと答えに窮する。テレビ版は録画してるけど、二回以上見返す自信はわたしにはない(笑)