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[アニメ感想] 2019年冬アニメ完走分感想文 revisions

大介はヒーローだ。皆を守る使命がある。なのに幼なじみの仲間たち4人は彼をイタイやつ扱い。忘れたのか? 幼い頃の誘拐事件を。助けてくれた不思議な女性・ミロの言葉を。そんな2017年のある日、大介たちは自分たちが暮らす街・渋谷ごと300年以上先の未来へと転送されてしまう――(あらすじは公式HPより)

リヴァイアスとrevisions

古くは「無限のリヴァイアス」「スクライド」、近年では「ID-O」や「コードギアス」シリーズで知られる谷口悟郎監督の最新作。BSフジで視聴できるが、Netflixに加入している強みを利用して一気見した。

というわけで2019年冬アニメとして一月現在絶賛放送中の作品であるため、以降はネタバレがないように、書いていこうと思う。revisionsの全体的な印象としては、無限のリヴァイアスに似ている感じがした。

あそこまでキャラクターが追い詰められるわけではないが、いきなり300年後の未来に渋谷の街ごと飛ばされた高校生たちの群像劇は、リヴァイアスを彷彿とさせる。

ここに絡んでくる謎の美女ミロは、かつて幼い頃に誘拐事件に巻き込まれた堂島大介を救出しているが、「渋谷消失」時に大介の前に現れたミロは、大介の事を覚えていない…。

未完成な人間ゆえのクズっぷり

1話まではざっとこんな感じ。リヴァイアスモードはここから物語が進んでいくと、徐々に徐々に現れてくる。まあ、リヴァイアスほどではないにしろ、普通のティーンエイジャーが、想像を絶する事態に立ち向かわなければならないという点では、似通っている、と私は思っている。

さて、現場の負担緩和を考えてか、以前よりはだいぶ増えてきた完全CGアニメ。revisionsもその一本だが、何話かみていくと違和感らしきものはなくなっていく。というか、演出とストーリーがそれを補ってあまりあるため、意識はそちらに向いていく。

いかんせん12話で一つのストーリーが完結するため、若干説明不足になっている感は否めない。しかし、勢いでグイグイ押していくのと、正義の味方気取り?の主人公たちが微妙にクズなのが、非常にリアリティがあり、ついつい見入ってしまう。

無限のリヴァイアスに出てくる登場人物たちが、未完成な人間ゆえのクズっぷりを存分に発揮し、90年代としてはかなり異質な作品に仕上がっていた印象が私にはある。そのあたりがrevisionsにもあって、リヴァイアスが重なってみえたのだ。5話時点ですでに薄々大介がクズだっていう描写は散々出てきているし(笑)

勢いで見てしまうと・・・

revisionsは。たぶんだけど、私には毎週1話ずつ見るよりは、Netflixを使うか、録画した上で12話全部を見てしまった方が、より楽しめる気がした。だから一気見したんだけど、だからといってあなたにNetflixに加入しろ、というわけではない。ただ、リアルタイム視聴に拘る必要も私にはなかったのだ。

あと、勢いで見てしまうと瑣末なアラはそう大して気にならないという理由もある。リヴァイアスは39話もあるため、時間がないと一気見は厳しそうだが、revisionsは12話なんでそこまで長くはない。

ネタバレを避けるために、なるべくストーリーの根幹には触れないできたが、個人的には最終回だけが少しモヤった。それがいいか悪いかは判断に困るところだが…。まあ、これ以上は書かないでおこう。

フルCGが苦手な人にはオススメできないけど、そこまで抵抗のないあなたになら、おヒマな時に観ていただきたい作品である。

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