[アニメソング] アニメ的音楽徒然草 感じてKnight
今回はマジンガーZ再映画化記念として、真マジンガー 衝撃! Z編の初代主題歌LAZYの「感じてKnight」をご紹介します。
「感じてKnight」は、もともとアニメソングではなく、LAZYというバンドのオリジナルソングです。1980年発売当時は「感じてナイト」というひらがな表記でした。
ウィキペディアによると…
1980年発売のシングル「感じてナイト」を、テレビアニメ『真マジンガー 衝撃! Z編』の主題歌としてリメイクしたもの。歌詞は一部のフレーズを除いて全面的に変更されている。
当時既に故人だった田中宏幸と樋口宗孝の演奏は生前のライブ音源を使用。サポートメンバーとして奥田民生、斉藤和義、JAM Projectが参加し、ユニット「ULTIMATE LAZY for MAZINGER」名義で発売された。
とあります。
LAZY再結成のきっかけがウルトラマンダイナの主題歌「Urutra High」 になるので、流れとしてLAZYがアニソンバンドへ舵を切るのはある意味当然でした。そもそもボーカルの影山ヒロノブさんがすでにアニソンシンガーとして確固たる地位も築いていました。
しかし、もともとLAZYはアニソンバンドとしてスタートした訳ではありません。それは「感じてナイト」も然りです。オリジナルのLAZYファンからすると「感じてKnight」への「改変」を快く思わなかった方もいたそうです。そのせいか真マジンガー 衝撃! Z編の後期オープニングはJAMprojectの「守護神-The guardian」になりました。こちらはリメイクではなく、最初から真マジンガー 衝撃! Z編のために書き下ろしされた曲でした。
真マジンガー 衝撃! Z編のファンもどちらかといえば、「守護神-The guardian」推しの雰囲気があるように、私には感じられました。
とはいえ、奥田民生や斉藤和義という一流ミュージシャンが憧憬の念から参加したULTIMATE LAZY for MAZINGERは、今聞いてもやはり素晴らしいと私は思います。
私はマジンガーZ直撃世代ですので、もちろんマジンガーZといえば水木一郎アニキの歌声が第一に思い浮かびます。しかし、「感じてKnight」は、新しいマジンガーの歴史を刻んだ歌として、私は記憶に留めておきたいのです。
LAZYも確かにリアルタイムで体感した世代ではありますが、熱心に聞き出したのは影山ヒロノブさん経由なんで、やはりそこからアニメや特撮要素がなくなるのは、なんか違う気もするのです。
さりとて、LAZYのオリジナル楽曲を愛するファンの気持ちもわからなくはありません。アレンジを変えられて微妙な感じになった名曲を聞いて残念な気分にさせられた体験が私にもあるからです。
ですが、私がこの名曲を好きになったのは、やはり真マジンガー 衝撃! Z編経由なんで、「感じてKnight」を否定する気にはどうしてもなれないのです。
そんなこんなで先日iTunes Storeで「感じてKnight」を購入してからけっこうな頻度で聞いております。なんか今の私には「感じてKnight」のブームがきている感じなんですよね(笑)