[音楽] アニメ的音楽徒然草 リアルワールド
今回は2012年にテレビシリーズとして放送された「人類は衰退しました」のオープニングテーマ「リアルワールド」をご紹介します。この曲に合わせて、主人公の「わたし」ちゃんや、小人さんたちが楽しげに踊るオープニングアニメーションが大変印象に残っておりまして、未だに車の中などでよく聴いております。
楽しげとは書いたのですが、可愛い絵柄とは裏腹にところどころにブラックなテイストがちりばめられており、これがやはり普通のラノベアニメとは一味違う魅力になっていると私は思います。
ウィキペディアのあらすじによると
人類が物質文明の哀れな末路を辿り始めて早数世紀、人類よりも遥かに高度な文明を持つ新たな人類、『妖精さん』が誕生した。「わたし」は祖父の仕事を継ぐために調停官となり、妖精さんと旧人類との間を取り持つ役目を負うこととなる。そんな中、クスノキの里では奇妙な出来事が起こり始める。
という具合に、「人類は衰退しました」には、単なるほのぼの系とは一味違う終末感が漂っているのが特徴です。
楽曲担当のnano.RIPE（ナノライプ）は、牧歌的日常アニメ「のんのんびより」シリーズの主題歌も手がけており、こういう一見ほのぼの路線のアニメには似合うバンドだと私は思っています。
アニメ「人類は衰退しました」は今も続編製作を希望する声が多く、根強い人気を誇っています。ここ数年のアニメの中でもかなり独特なカラーをもつ作品ですし、私も「続き」を待ち望んでいる一人です。名作だからと言って必ずしもすぐ続編ができるわけではありません。しかし、ヤマトやガンダムがファンの後押しでビッグネームになっていったように、根強いファンの後押しがあれば、可能性はゼロではないはずだと私は信じています。
