[プロレス観戦記] 九州プロレスチャチャタウン大会(2014年10月26日 チャチャタウン小倉)

九州プロレスチャチャタウン大会観戦記

(2014年10月26日 チャチャタウン小倉)

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イントロダクション

この日は北九州だけで三団体の大会があって、全部無料。華☆激は一般入場ができないので、自動的にがむしゃら(皿倉山)→九州プロレス二部のはしご観戦になった。いつもの九州プロレスのイベント試合なら間違いなく一部はばってんのシングルマッチになるはずだという読みは大当たりで、一部は玄海対ばってんというカードだった。内容は・・・特に興味もないのできいていない。というかばってんの一試合のために、がむしゃら三試合を犠牲にするメリットがないし。

14時半に皿倉山を降りて、15時半過ぎにチャチャタウンに到着。ついてみたらなんとこれが過去最高の入り!大概プロレス教室がはじまるタイミングで席が埋まり始めるのに、これはすごい。なんでも空いた時間にはリング上でミュージシャンによる弾き語り演奏もしていたらしい。こういう効果的な時間の使い方はとてもいいと思う。

ちなみに一部はめんたい体操+試合だったらしいが、二部はばってん先生によるプロレス教室+試合という組み合わせになっていた。

第二部:[対戦カード]

筑前りょう太&○めんたい☆キッド 対 阿蘇山&●桜島なおき

玄海が中心になった玄武会はそもそも武闘派集団であって、ヒールとかベビーを超越したものという扱いだったはずだが、まあこうしたイベントではわかりやすい悪役が必要なんで、チープな悪役を担当することになる。顔もまあそれっぽいし、適役だとは思う。
本戦でもいっそこのくらいの振り切り方をして、ベビー人気は切り捨ててもいいとすら思うくらいに、試合に介入する玄海が実に活き活きしていたので余計にそう思えた。まあ、方向性からいって、めんたいや筑前のヒール転向はありえない話なんで(そこが逆に九州プロレスに閉塞感を感じる部分なんだが)こういう風に悪役をやってそれがハマっている人たちは、その仕事を全うすれば意外とシンプルでかつ面白くできると思うのだ。

玄海の度重なる介入に巻き込まれたケニーさんが一時レフェリング不能になると、自然発生的にりょう太コールやめんたいコールが起きる。これはとてもいい展開。そして、セコンドについていたばってんにも手を出す玄海。これに怒ったばってんはついに玄武会に逆襲。玄海の介入を阻止。筑前が阿蘇山をとめている間に、めんたいが桜島からめんたいスプラッシュでピンフォール!いや、べたな展開だけど面白かった。イベントはこのくらい振り切った方がみていて面白い。このシンプルさが、本隊興業にいかせるとなおいいのだけど。

後記

試合後、勝っためんたいがしめるのではなく、大ばってんコールにつつまればってんが締めたのも新しかった。残念ながら試合日程がかぶっていて、今年はこれが九プロの見納めになったけど、満足のいく内容だった。あとは有料大会がどれくらいこういう成功をフィードバックできるかなんだけど。それはまあでもまたの楽しみにとっておきたい。

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