[プロレス観戦記復刻版] プロレスリング華☆激 博多☆エストレージャ大会 

プロレスリング華☆激 博多☆エストレージャ大会(2003年8月6日 水.於.さざんぴあ博多:観衆:123人)

イントロダクション

本日は休み。余裕もって観戦の筈が2週に一度通っている隣町の豊浦郡への通院日だったことを忘れていて、行きが自宅から病院経由で160キロの移動となった。

しかしここが落とし穴でした。日頃の疲れも相まって病院でも熟睡していたのに、新幹線の中でも爆睡。気がつくと目的地の南福岡ではなく、何と南は南でも博多南に来ていた!

幸いすぐ帰りの電車に乗れたので30分遅刻で会場入り。さざんぴあは実は初めてだったので用意はしたつもりだったのだが...

いやあ入りづらかった。入り口そばに陣取る本日欠場のアステカ選手に会釈しつつこそこそ着席。と言うわけで第2試合からのレポートに。

第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負

○TAIRA(8分34秒 チキンウィングフェースロック)ドラゴン・ユウキ●

未見。

第2試合:シングルマッチ 30分1本勝負

●U.M.A(11分05秒 ジャックハマー→片エビ固め)川内大裕○

ゴールドバーグを意識したファイトスタイルの川内と体格的には全く劣らない U.M.A の肉弾戦が魅力のカード。

果たしてその通りの展開。ただし前回の大会で自分の成長ぶりを見せるためあえて出さなかった?華☆激 時代の必殺技「博多一本締め」を中盤で出してしまうあたりまだ辛抱が足らないかな、と。

結局返されていまのフィニッシュにしているジャックハマーで川内、勝つには勝ったけど。いい試合だっただけに勿体なかったかなと。

この試合後9月のWMFディファ大会に参戦決定のTAIRAがアステカに向いエキシビションマッチを要求。メイン前の特別試合が決定。

第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負

○KAZE(6分51秒 腕ひしぎ逆十字固め)無法松力●

総合格闘技からの転向組、無法松はもとコブラジム、つまりジョージ高野の弟子。相変わらずウェイトオーバーっぽいけど3月の時よりはいいコンディションの様子。攻めるときの魅力はあるが、受けに回るともろい。

総合よりはプロレスの方がまだいいかな、くらい。

また KAZE も総合の引き出しを出しつつも、相手の良さをも引き出して最後はきっちりしめるという理想的な展開でこの若さにして随分うまくなったものだなと感慨しきり。

この日はカミカミのマイクと言い、この後のラジオイベントの商品贈呈でも、休憩中の売り子の時も、メイン前のトラブルでもなぜかKAZEがいい味だしまくり(笑)

あのちょっととぼけた味は師匠とはまた違う独特のものになったかな(笑)

エキシビションマッチ 5分1本勝負

△アステカ(時間切れ引き分け)TAIRA△

とにかくあらん限りの力でぶつかる TAIRAに悪い時は悪いなりにキャリアでかわしていくアステカ、ちゃんと壮行試合の体を成していた(公式記録ではこの試合が第四試合になっている)。

しかし本人はやはり実戦から離れていた分やはり違和感があった様子。

TAIRAには是非このチャンスをものにして飛躍の一歩にしてもらいたいもの。

メインコール前、入場テーマのかけまちがいのハプニングあり。アステカ選手まででてきておおわらわで修正。KAZEが特に何かすると言うわけではなく是妙な間をつないでメインへ。

特にクレームもでないところがインディーと言うよりこの団体らしい。

第4試合 タッグマッチ 60分1本勝負

○コスモ☆ソルジャー&ディアブロ(13分13秒 フランケンシュタイナー)TAKAみちのく&●アジアン・クーガー

千葉では悪徳社長、でもこちらでは大人気。基本的にディアブロには
本気のブーイングが一部から飛ぶのでこの図式になる。

試合はTAKAの存在感が前回のスターレーンの時のように突出するかと思いきや、他の3人が逆にTAKAをくってやろうという意気を見せ、非常に完成度の高い試合に。

最後のマイクでTAKA自らディアブロ組を「やるじゃねぇか」と認めた上で月末のK-DOJO参戦を促す発言も飛び出し、ディアブロ組もこれに呼応。次につながる展開に期待大。

後記

平日の興業でアステカ欠場(LL小倉大会で頭部負傷)のハンデもありながら8分は入っていた。メインもよく、ハプニングもありながら上出来だったのではないかと思う。

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