プロレス的発想の転換のすすめ(113) 足し算の発想とプロレス
足し算の発想
今回は、足し算の発想とプロレスの話です。
よく、プロレスではキャリアを重ね、無駄な動きを省いていく事を「引き算のプロレス」と言ったりします。
プロレスと結びつける
ここでいう「足し算」は、無駄な動きや技の数を増やすのではありません。
一見すると関係ないものや、人、ジャンルをプロレスと結びつけてしまう考え方の事を指します。
親和性が高い特徴
ちょうどこのブログがまさにそうですね。
プロレスというのは、いかなるジャンルとも親和性が高い事が特徴として挙げられます。
全てプロレスで語れる
したがって、ありとあらゆる物事は全てプロレスで語れると私は考えています。
この足し算の考え方にはルーツがあります。
決して褒めない
私はイラストも描き、文章も書きますが、そのきっかけは両親でした。
私の妹も絵を描くのですが、両親は幼少期から「お前より〇〇(妹の名前)の方がうまい」と言って、決して褒めてはくれませんでした。
異なるアプローチ
私にも下手なりの自覚はあったので、妹とは異なるアプローチを模索した結果、イラスト+ネタというアイディアを思いつき、今はなきアニメ誌の常連になる事ができました。
それから文章+プロレス、アニメ+プロレス、ヨガ+プロレスなど、幅広いジャンルでプロレスを語れるようになりました。
いい気分ではない
まあ、そうは言っても一番近しい自分の親から、自分の趣味嗜好を否定されるのは、決していい気分ではありませんでした。
一時期はいくら足しても、自分は認めらないというネガティブな感情に支配されて、なかやか自分に自信が持てずにいました。
足し算のマインド
しかし、割と早いうちから足し算のマインドができていた私にとって、何とでもブレンドが可能なプロレスとの出会いは、まさに必然でした。
このマインドには、プロレスに飽きがきそうになるたび、随分助けられてきました。
長く深く
プロレスというジャンルは不思議なもので、異なる場所から光を当てるとそれぞれ輝き方が違ってみえる事があります。
もともと普段から多趣味になる傾向がある私には、複数ジャンルを掛け持ちする事は決して苦ではありませんでした。
そういう見方を手に入れられたからこそ、長く深くプロレスと付き合ってこられたのだと、私は思っています。