プロレスリングNOAH「Summer Navig’08」第8戦(2008年7月12日:海峡メッセ下関:観衆:1500人)
イントロダクション
考えてみればこの団体も4年ぶりくらいかな。 この間に病欠挟んだから致し方ない。
気が付けばNOAHの顔ぶれもずいぶん変わっていて、覚えるのが大変だった。いつの間にか、ムシキングは いなくなっていたし(どんだけ来ていないかわかるでしょう)。
第一試合:20分一本勝負
○石森太二(10分13秒 テララーニャ→体固め)●太田一平
純正ノアの太田対闘龍門X出身の石森。スタイルが全然違う。
かみ合わないけど おもしろい。これはこれで若手同士の試合としては ありだと思った。
第二試合:30分一本勝負
○川畑輝鎮&志賀賢太郎(14分10秒 逆さ抑え込み)井上雅央&●百田光雄
デビューの頃から見ている井上がこんな位置なのかナーなんか寂しい。木村さんがいない今、明るく、楽しいの路線はこの位置なんだけど、それでいいのかなあ? パンチ志賀はまだいたのね、というくらい存在感が薄かった。
第三試合:30分一本勝負
田上明&○佐野巧真(14分2秒 ノーザンライトボム→体固め)斎藤彰俊&●相島勇人
田上は見れば見るほど馬場火山化している。 背中そっくり。
一方懸賞の肉がかかって俄然やる気の斉藤組。第三試合とは思えぬ激戦で、結局田上に軍配が上がったのだが、マイクで彰俊が「半分だけでも」という 一押しのお願いもあえなく却下。
お肉はもらえませんでした。
第四試合:30分一本勝負
KENTA&○リッキー・マルビン(10分46秒 サンタマリア→エビ固め)金丸義信&●平柳玄藩
平柳のキャラがおもしろい。うまくいけば いきのいい外道みたいに化けそう。
KENTAは一つ一つの技に容赦ないね。ここまでやってくれるとむしろ気持ちいい。
第五試合:30分一本勝負
○丸藤正道&杉浦貴(18分30秒 不知火→エビ固め)ブキャナン&●デイビー・リチャーズ
この試合はよかったですね。 デイビーの奮闘が試合をおもしろくした。丸藤や杉浦のいいところを引き出していたのは、外国人サイドだったと思う。
ここまで見ていて、プロレスだけで客をわかせる選手のいる団体は強いな、と感じた。
第六試合:30分一本勝負
三沢光晴&小川良成&○鈴木鼓太郎(19分27秒 ブルーディスティニー→片エビ固め)秋山準&力皇猛&●青木篤志
この試合は青木の頑張りにつきる。一生懸命試合していたのあの若手は素晴らしい。
三沢は腹が出て往年の精悍さが見る影もない。社長業が苦しいのかな?黄金期にあししげく会場に足を運んでいた身としては、寂しいような、切ないような・・・
第七試合:45分一本勝負
○森嶋猛&モハメド・ヨネ(14分1秒 ダブルインパクト式ローリングサンダー→体固め)バイソン・スミス&●キース・ウォーカー
文字通り肉弾相打つ闘い。森嶋が外人勢に うちまけない体を持っているのは本当に強み。 プロレスは肉体と肉体のぶつかり合いなんだという事を思い起こさせてくれる。
肉弾戦というには、ヘビー級にこそ許されたセールスポイントなんだから、もっとそこを生かしていったらいいんだけど。
第八試合:60分一本勝負
小橋建太&本田多聞&○伊藤旭彦(29分21秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド)佐々木健介&中島勝彦&●宮原健斗
大小橋コール。いきなりの入場から健介と小橋のチョップ合戦。
あとはもう数え切れないほどの チョップの嵐嵐嵐嵐嵐!!!!!!!!!!!!!!数えきれないくらいのチョップのラリーで、どよめく会場!
冷房は効いていたんだけど、汗が背中から額から 滝のように流れる。合計200発越えで話題になった2005年7月18日の「小橋対健介」を彷彿とさせる熱い激闘だった。
その時間たるや、29分21秒。本当に凄かった。やっぱ同世代のライバルがいると、燃えるよね。三沢のコンディションをみていると、四天王時代の終焉を感じたけど、小橋にはもう少し現役でいてほしい。
後記
試合後出待ちをしてみた。 なかなかタイミングが合わない中、偶然 小橋とツーショットが撮れた。
友人のあとおしに感謝したい。 誰とでもイヤな顔一つしない。それが素晴らしい。
小橋のサインもらって、うるうるしていた子供がいた。 君、その涙をわすれるなよ。