[プロレス旅日記] 岡山見聞録(2019年2月24日・SUN)

岡山見聞録(2019年2月24日・日)

長く未踏の地

山口県という中国地方に属する土地に住みながら、私にとって長らく岡山は未踏の地であった。数年前に一度だけ、松江の祖母の墓参りで岡山経由の鳥取回り松江入りした事はあるのだが、その時は列車の乗り換えにすぎなかったわけで、こうして二年連続で岡山に来られるのも、全てはプロレスのおかげ。OPGには感謝しかない。

岡山についたらまず岡山ラーメン。これは最初から決めていた。昨年はスタンダードなやつ↓頼んだので、

今年は塩ラーメンに。

辛くなくてあっさりしたお味。とんこつ文化にどっぷり染まっていると、たまに違うものが食べたくなる。一応とんこつもメニューにあるのだが、わざわざ岡山まできて、とんこつもないので塩ラーメンを選択したのは大正解だった。

岡山の歩道は・・・

さて、腹ごなしも終わり、岡山駅で、ムタイガー選手推奨のレンタサイクルで武道館目指していたら、間違えて後楽園まで行ってしまった!後で調べたらレンタサイクルがある場所とは反対側の出口から行かないといけなかったのだが、完全に失敗してしまった。

なんでレンタサイクルにしたのかというと、昨年のオールスター観戦時に、帰りのバスがなく、タクシーも捕まえられなくて、長い時間歩いてようやくみつけた一台にのることができた体験があったからだった。

まあ、プロレスの聖地・後楽園に行ったことはあっても、岡山の後楽園には行ったことがなかった。とはいえ、土地勘がなくて大回りしてしまったので、そこからずっと引き返す形でUターン。

岡山だけじゃないんだろうけど、歩道の作りがあまり優しくないなあ、というのは痛感させられた。自転車レーンはわかりにくいし、変なところで階段もたくさんある。おまけにわき道から平気で自転車が飛び出してきて、むこうに舌打ちされるし、北九州よりフリーダムなんじゃないかなとさえ思ってしまった。

あろうことか前後にお子さんを乗せたママチャリもみたし、意外と岡山の街は色んな意味で自由すぎだった。途中で止まり止まりしながらナビをみて、ようやく正しいルートにきたな、というところで信号待ち。

岡山の飛鳥仮面

ふとみたら、前にいる女性のトートバックに、見慣れた赤いワンポイントが。それはなんと”飛鳥仮面”ドスカラスのマスク柄だったのだ!無人島だと思っていたら、仲間がいた!という前田日明の心境になってしまった。これもプロレスの神さまの天啓に違いない。

「間違いなく彼女は岡山武道館に行く!」という根拠のない確信が私にはあった。とはいえ、初対面ストーカーにならない程度について行くことに。しかしレンタサイクルにはギアがない。普通の自転車より明らかに遅いのだ。気遣いしなくても引き離されるので、見失わないように必死だった。

そして、私の予感は無事的中。岡山武道館がある、岡山県総合グラウンド内にお姉さんは入って行った。ここまでくればもう大丈夫!…だと思ったのだが、この日は同じ敷地内にあるスタジアムでJ2のファジアーノ岡山FCが試合をしていて、結構人がいたのだ。結局総合グラウンドでも迷って、やっと武道館についたときには真冬なのに汗だくになっていた。

とはいえ、ドスカラスのお姉さんに出会えなければもっと迷っていただろう。ありがとう!顔も名も知らぬドスカラスのお姉さん!おかげで無事たどりついた。

OPGの大会自体は、いろいろあった道のりのことなど吹き飛ばすくらいに面白かった。本編ではいれられなかったけど、彰選手と駿之介選手と組んで”brother”YASSHIとも堂々と対峙していた佐々木選手のこともかなり気になっていた!これはぜひ北九州でもみてみたい選手だなあと思った。

結局、汗だくに・・・・

帰りはまた自転車こいで岡山駅へ。しかし自転車をかえす場所が、線路の反対側にあって、結局地下道を通っていかねばならず、ここでも超・汗だくに。結局、暖房のきいた新幹線でまたしても汗だくに。

福山あたりで少し落ち着いてきたので、観戦記を書いていたらあっという間に小倉についてしまった。小倉につくとさすがに疲れが半端なくでてしまった。土地勘のない街を自転車で走るというのは確かに無謀だったなあ、と思いつつも、以前できなかった岡山観光もできたので、全く後悔もなかった。何よりこうして「ネタ」にできているし。

翌朝起きるとやはり全身筋肉痛。慌てて鍼灸治療院に駆け込むと、太腿がパンパンに張っていて、患部を抑えられると激痛が走った。先生からは「今日一日安静にしているように」と言われたので、おとなしく家で過ごして、観戦記を書きあげた。

まあ、でもいつもだと駆け足になる岡山をいい意味でも悪い意味でも堪能できたのは、自分的にもよかったと思う。ありがとうございました!

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