プロレス的音楽徒然草Supremacy(Lord Gideon Grey Theme)
Supremacyの意味
今回は「ギデオン卿」こと、ユナイテッド・エンパイアの「オーケストレーター」ギデオン・グレイ選手(以下ギデオン卿)のテーマ曲「Supremacy」のご紹介です。
「Supremacy」には「覇権」という意味があり、まさに帝国に相応しい意味をもっています。
Loadとは
「Supremacy」は正確に言うと「Supremacy(Lord Gideon Grey Theme)」とクレジットされており、はっきりとギデオン卿のテーマ曲として作られた楽曲のようです。
この「Load」が日本語で言う「主, 主君, 卿, 諸侯, 命, 公」という意味になるため、Lord Gideon Grey と書いてギデオン卿と読むのが正しいようです。
リーガル卿も
実際、ギデオン卿のTwitterのヘッダーには「Lord Gideon Grey」という表示が見られます。
ちなみに現在AEWのブラックプールコンバットクラブに所属するウィリアム・リーガル卿も、かつて「ロード」スティーブン・リーガルというリングネームで活動していましたね。
The Legion
さて、ギデオン卿は2022年8月23日より、ユナイテッド・エンパイアへの加入・新日本参戦が発表されました。
RPWへ海外遠征していた際の、グレート・O-カーン選手が、ギデオン卿の率いるユニット“The Legion”に所属していたこともあり、かねてよりUNITED EMPIREとは関わりの強い人物だったようです。
全貌はまだ
役割としては、現役レスラーのほか、マネージャー、リングアナもやっていることは、新日本ファンにとってはおなじみです。
レスリングスタイルは、オールラウンダーで、コメディや ギミック主体の選手のようですが、まだその全貌は明確にはなっていません。
オーケストレーター
ニックネームは先ほどもあげた「ロード」のほかに「マスターマインド」「オーケストレーター」という2つがあります。
2022年11月の時点では「オーケストレーター」が多くつかわれているようですね。
自発性を引き出す
この「オーケストレーター」は、もともと「管弦楽作曲編曲家」という意味ですが、転じて仮想化された要素を構成し、モニターし、柔軟なサービス提供に役立てるという意味もあるようです。
もともとオーケストラにおける指揮者の役割は、「哲学や基本的な考え方の共有であり、奏者の自発性をいかに引き出し、特性を活かすか」にあるといわれています。
強くはない
ただし、ここまで試合を見てこられた方はお分かりの通り、ギデオン卿は、はっきり言って強くないです。
プロレスではやられ役になる事が多いですが、そのやられっぱりが実に味わい深く「かわいい」のです。
かわいい
ツイートも可愛い、笑顔も可愛い、やられっぷりも可愛い、というある種「ストロングスタイル」とは真逆をいくタイプですから、否が応でも目立つわけですよね。
レスラーは目立ったもの勝ちですから、ある意味最強ですよね。
South Wales Kings
「Supremacy (Lord Gideon Grey Theme)」のクレジットに記載されている「South Wales Kings」とは、映画/ドキュメンタリー/広告/Vのポッドキャスト/サウンドトラックを専門とする音楽制作会社の名前のようです。
これは検索したところ「South Wales Kings」のFacebookページに行き当たったので、ページの自己紹介欄をGoogle翻訳で和訳したものです。
ダウンロード購入
なお、「Supremacy」はitunesなどで購入が可能です。
私もダウンロード購入しました。
目が離せない
このように最弱という立ち位置にありながら、個性豊かなユナイテッド・エンパイアのオーケストレーターとして暗躍するギデオン卿の動向は、やはり目が離せないですよね。
これからもギデオン卿には「かわいい」「大野」(OH NOの誤変換と思われます)をきわめて、帝国になくてはならない影の立役者として暗躍を続けてほしいなと思っています。