プロレス的音楽徒然草 Young Punks(TMDK新日本時代のテーマ)
データがない
今回は、新日本版TMDKのテーマ曲になっているパンクバンド「Mass Lines」の「Young Punks」をご紹介します。
と言っても2023年3月現在、データがあまりにないため、今判明している事を先に書いておきます。
わかっていること
① Mass Linesはパンクバンド
② 「Young Punks」は彼らの新曲らしい
③ 「Young Punks」は、iTunesなどで購入可能
今わかっているのは、この3つくらいです。
公式Twitterには
色々探って、どうにか Mass Linesの公式Twitter(@Mass Lines)は探し当てたのですが、プロフィール欄には「パンクバンド」としか書いてません。
しかも、バンドの公式アカウントの割にフォロワー数も少なく、よってWikipediaなども発見できませんでした。
曲名と同名のバンド
その上、楽曲名の「Young Punks」と同名のバンドがおり、こちらは日本語版のWikipediaがあるくらい知られているようで、検索しても有名バンドの方ばかり出てきてしまいました。
ですので、楽曲面からのアプローチは諦めざるをえなかったのです。
TMDKとは
さて、TMDKとは、The Mighty Don’t Kneel(ザ・マイティ・ドント・ニール)の略称です。
「強き者はくじけない」「くじけない強さ」「くじけない強者」などという意味があるそうです。
発起人は
オーストラリアのプロレス団体EPWパースで活動していた、オーストラリア出身レスラーのマイキー・ニコルス選手とシェイン・ヘイスト選手の2人が発起人です。
ニコルス選手とヘイスト選手は、2010年秋、WLWとプロレスリング・ノア共催のレスリング・キャンプのトライアウトに合格します。
留学生としてNOAHに
2011年2月21日に留学生としてノアへ来日し、合宿所に入寮します。
やがて彼らは常連外国人レスラーとなり、ノアでは当初はジュニアヘビー級タッグ戦線で活動していました。
最優秀タッグ賞
後にヘビー級に転向すると、2013年プロレス大賞 最優秀タッグ賞を受賞します。
NOAH時代にはまだ留学生だったジョナ選手とも合流しており、三名のTMDKが初めて揃いました。
WWEと契約
2016年3月25日には、ニコルス選手とヘイスト選手は、WWEと契約します。
当時はTMDKではなく、TM-61やザ・マイティなどのタッグチーム名で活動していました。
一旦中断
ちなみに、WWEへは2019年にジョナ選手が加入しますが、同年にニコルス選手がWWEを退団します。
ニコルス選手は、新日本プロレスに参戦しCHAOSに加入したため、TMDKの活動は一旦中断しました。
再始動
しかし、コロナ禍の2022年5月29日配信のNJPW STRONGで、TMDKは再始動します。
2023年1月4日、NJPW WORLD認定TV王座を獲得したザック・セイバーJr.選手、その翌日にはヤングライオンの藤田晃生選手も加入しました。
実質的には
この際に、TMDK全体のテーマ曲として「Young Punks」が使われるようになりました。
ただ。ヘイスト&ニコルス両選手のオリジナルTMDKが常時新日本にいるわけではないため、2023年3月現在「Young Punks」は実質ザック選手単体、もしくはザック&藤田組のテーマ曲として認知されているようです。
同じ釜の飯を
ザック選手も元々NOAH出身の選手で、2011年に留学経験があります。
つまり、TMDK創始者のヘイスト&ニコルス選手とは「同じ釜の飯を食べた同胞」にあたります。
もはや必然
鈴木軍解散後、ザック選手がTMDKを選んだのはもはや必然と言っていいでしょう。
あまり変わり映えしないと言われていた新日本の風景も、2023年に入ってから結構頻繁に選手が入れ替わっています。
メンター的立ち位置
ザック選手はファイトスタイルこそ変わっていませんが、ヤングライオンの藤田選手と組むことで、藤田選手のメンター(指導者)的立ち位置も手にいれました。
自身が仕事やキャリアの手本となって、新入社員や若手社員に助言・指導をし、個人の成長や精神的なサポートするザック選手と、真摯に教えを乞い実戦で活かしている藤田選手に、「Young Punks」はピッタリのテーマ曲だと思います。
新日での勲章
ちなみに、TMDKとしてのタイトル歴は殆どNOAH時代のものです。
NJPW WORLD認定TV王座は、ザック選手単体の勲章ですし、IWGPもしくはNEVER6人などで、新日本でもユニットとしての勲章がほしいところです。
活性化を期待
個人的には、ザック選手たちが加入する前、ヘイスト&ニコルス両選手ににバッド・デュード・ティト選手を加えて、NEVER6人王座を狙って欲しかったですね。
ティト選手が再来日するのかどうかもわからない現在、このアイディアも宙に浮いてしまいましたが、もし可能ならばTMDKには、IWGPタッグだけでなく、NEVER6人のタイトル戦線も活性化させてほしいと願っています。