怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ(117) 自分の問題と向き合うための10の闘い(7) シェアに対する不快感⑦
今回は仕事とシェアの話をします。
そもそも私はカウンセラーに対して有償で相談に来るクライエントはとても少ないと考えています。現状カウンセリングだけでごはんを食べていくことは不可能に近いともいえるでしょう。であるならばどうしたらいいのでしょうか?
いくつか考えてみました。
①少ないパイをシェアしあう
②付加価値を作り出す
③遊ぶ
順番に説明していきましょう。
①ですが、現状カウンセリング業界は少ないパイを奪い合う世界になっていると私は思います。業界の複雑な人間関係も考えると市場自体のシェアは難しいように私にはみえるのです。そもそもそんなことができていたら魑魅魍魎が群雄割拠する心理業界はもっと違った形になっていたことでしょう。
そこで、②の話になるのですが、カウンセリングに付加価値をつけるために、カウンセラーが自分の知識をシェアすることで、自分にお金を払うだけの価値があることを広める方法があります。しかしこれも、はっきりいってしまうと手詰まり感が半端ありません。なぜならどこでも誰でも講座っていうのは、やっているものなので、私が仮に「講座します」といって告知をかけても参加者はいないのが現状です。その中からいかにして注目を集めるかということに関して、日夜知恵を絞ることになるのですが、これが一朝一夕でできるなら苦労はしないわけです。
しかしながら、あまりに失敗→立案→実行→失敗→立案・・・・というループを延々と繰り返しているだけでは、いかに心理カウンセラーと言えども心が折れてしまうのです。そこを考えると➂の「遊ぶ」という選択肢は非常に現実味を帯びてくるのです。
「本業で食えてもいないのに、遊んでいていいのか?」「遊んで暮らせるなら苦労はしない」とあなたは思うかもしれません。しかし、うまくいかないことばかりにフォーカスしていると、自分が今できていることを見落としがちになります。どれだけ楽しいことを思い描いても人間は下を向き続けると、ネガティヴな思考に傾いていくものです。
遊ぶという言い方に語弊があるなら「視点を変える」と言い直してもいいでしょう。要はうまくいっていない状況を俯瞰でながめるには当事者の自分自身がいったんループの中から抜け出して外から眺める作業も必要だと私は思ったのです。
こういう時にイベント関係の予定はおおいに役立ちます。うまくいこうが行くまいが、自分の中ではやり切った感を手に入れられそうな気がしています。気分転換ともいえますが、いったん冷静になるためには
(1)立ち位置をかえる
(2)第三者の視点に立つ
(3)できていることにフォーカスする
ことは不可欠ではないでしょうか?
4月から私は早速実行に移しますので、お楽しみに!