怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーショガイド研究所所長の体験談ブログ(64) 私が「今すぐ」をキライな10の理由(4)
「今すぐ」というのは何も第三者からせかされていることだけではないのです。自分が自分に対して「今すぐ」という決断を迫ることが今までは実に多かったなと思います。その結果大した考えもなしに、時間だけいたずらに過ぎて、熟考する時間さえなくなって「ええい、ままよ!」とばかりに、無策のまま飛び込んで痛い目に合うというのが、今までのパターンだったように思います。実際、ディーラーをやめて、一年無職で通した時も、結果を急いでコンビニのバイトという自分を貶める形で「再就職」し、そのまま安価な労働力として11年半働き続けました。その結末が心身を壊して二年間寝たきりになったというものでした。
実は私にとって2016年の前半は割と色んな形で急かされていたように感じていました。今までこれという成果が出せていない以上、確かに急ぐべきではあったのかもしれません。現実、いくらカウンセラーです、ブロガーです、と名乗ったところで、食えていないのは事実なわけですが、それでも、何故か第三者から方向性を指し示されるたびに、違和感をずっと感じてきました。ためしに言われるままに講座案を作ってみたものの、どれもしっくりこなくて、いつしか講座を作ることからも遠ざかっていきました。
では、他に稼げるアテがあるのか?と言われればこれが全くないわけで、ひたすらブログを書いては投稿するという毎日を過ごしていたんですね。ある意味現実逃避ですが、逃避するだけの理由があると考えられる以上、見切り発車だけはすまい、と即決は避けてきました。今までならここで条件も問わず、ただ働けるところに飛び込んでいって、自分を安売りしてしまい、心身を痛めつけるということを繰り返してきました。そうして今までなら辛抱できなくて、目の前の大して美味しくもない話に飛びついては、失敗してきましたから、今までを思うと我ながらよくガマンできたものです。
ところが、あるタイミングでフューチャーマッピングをやったところ、不思議なくらい腑に落ちたんですね。そこから模擬講座で、ブログのセミナーをやってみて、何となく自分の中で手応えを掴んだあとに、「じゃあ、これを有料でやってみよう」という流れが自然とでてきました。実は当初、もう少し違う形を想定していたのですが、色んな方々と打ち合わせしていくなかで、「ブログ講座が一番わかりやすい」という話になっていきました。
確かに私が過去仕掛けた講座募集はほぼほぼ惨敗の体を喫していたため、不安がないといえば、ウソになります。しかし、「今すぐ」を、敢えてせずに待って待って待ってようやく始められそうなタイミングがきたのですから、とりあえず結果よりも自分がやりたいことをやりきれるかどうかに焦点を合わせて行きたいのです。講座自体は望んだBESTな形ではないと思います。実際「どうしても」という条件が付いたり、今回のように収入的に切羽詰まったことでもないと、自分で進んでやろうとは思わなかったでしょうからね。しかし、BESTではなくても、BETTERな形にはしたいんですよね。そのためにできることは何か?を残された時間で突き詰めていきたいですね。
それにしてもいざ講座をやると決まってからの流れというのは、自分でもびっくりするくらい抵抗感がないのです。タイミングがかち合った状況であるからかもしれないですが、2016年で散々やろうとしても絞り出せなかったものが、今は割とすんなり自分の中から出てきているのです。これは正直想定外でしたね。この流れに乗っかって、前半でやろうとしてもできなかったことを、なんとか形にして終盤にいい思いをして、2016年を締めくくりたいですね。