映画鑑賞記・スターウォーズエピソード3/シスの復讐
クローン大戦勃発から4年が経過し、戦争は銀河共和国優位の情勢にあった。しかしそんな中、パルパティーン最高議長がコルサントに襲来した独立星系連合軍に捕らえられてしまう。コルサント上空で繰り広げられる艦隊戦の中をパルパティーン救出に向かうオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーは、パルパティーンが捕らえられている敵の旗艦インビジブル・ハンドに突入し、再びドゥークー伯爵と対決、アナキンはドゥークーの両腕を切り落とし勝利したが、パルパティーンはドゥークーに止めを刺せとアナキンを扇動し、アナキンはドゥークーの首をはねてしまう。墜落寸前のインビジブル・ハンドからオビ=ワン、アナキン、パルパティーンは無事生還する一方で、分離主義者のリーダー格であるグリーヴァス将軍も無事脱出していた。
帰還したアナキンは妻パドメ・アミダラの妊娠を知るが、やがて彼女が出産で死亡する予知夢にうなされる様になり、かつて母シミ・スカイウォーカーを死なせた悔恨からより強い力を求めようとする。一方、ジェダイ評議会は非常時大権を盾に長年権力の座にあり続けるパルパティーンに疑いの目を向けていた。評議会はパルパティーンと親しいアナキンをスパイとして情報を探ろうとするが、アナキンのジェダイ・マスターへの昇格は認めず、アナキンは自身に対する処遇に不満を抱く様になる。
そんなアナキンに、パルパティーンはフォースの暗黒面(ダークサイド)の力を説き、パドメを救う方法があると囁く。彼こそがシス卿ダース・シディアスその人物だったのだ。メイス・ウィンドゥにその事を報告したアナキンだったが、パドメを想うがあまりにパルパティーンの誘惑に屈し、パルパティーンを追いつめたメイスを逆に倒してしまう。遂に暗黒面に堕ちたアナキンは、シスとしての名「ダース・ベイダー」を与えられる。
さて、「3」はシリーズ完結編にして物語のスタートライン。完結編とは言いつつもやはり最終回とは思えない。「4」以降の物語に続いていく以上、そこまで見ないと、この物語の芯まで楽しめないような気がして、結局全6作見てしまうことになってしまった。
1~3はいかにしてアナキンがダースベイダーになるのかという所が物語のみそだったはずだが、クローン大戦を見ていた分、彼の激情が暗黒面に墜ちるきっかけの一つになっていることがよりわかりやすいように思えた。
でも映画だけしかみていないとその辺りがちょっともの足らないんじゃないかと思いつつも見ていた。
後、クローン大戦が1時間弱にまとめられたスピード感溢れる作品だったせいか、2時間20分がちょっと長く感じたこと。
やはり「4」以降へのつじつま合わせに終始した部分が見えてしまうのは仕方ないか。