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映画鑑賞記・渋谷怪談2

05年3月27日鑑賞。

渋谷の怪事件から約半年後。高校受験に成功した久保綾乃は、かつての家庭教師で廃人同様となっている八島リエカの手から、渋谷のコインロッカーの鍵を受け取った。それ以来綾乃は、赤ん坊の声や姿といった幻覚に襲われ始める。その頃の綾乃たちの世代の間では、渋谷に恋が叶うコインロッカーがあるという噂で持ちきりだったが、そのロッカーを使った者は次々に謎の死を遂げていた。あのロッカーこそが元凶だと確信した綾乃は、多くの犠牲者たちの死に立ち会ってきた掛沢医師とともに、コインロッカーに立ち向かう。(あらすじはwikipediaより抜粋。編集)

前作の完全な続きで、テーマ も変わらず。ただ、希薄な人間関係の犠牲者の象徴 として、コインロッカーベイビー のさっちゃんがいるのであれば、 彼女が恨みを晴らすべく事件 を起こせば起こすほど、その意味合いが薄れていく。

そして、ホラー色が強くなればなるほどテーマ性も希薄になっていく。その兆候が既に現れ始めていて、これ以上作品を続けていけば、さっちゃんがジェイソンや フレディになってしまいかねない。具体的にいうと、病院の先生達は死ななくても 良かったのでは? と思った。

さっちゃんがキャラクター化してしまうのは、それこそ悲劇なのでこの辺でこのシリーズはやめておいて欲しい。堀江監督には違う作品を見せてもらいたいと思う。完結編としては非常に 良くできているし、逸品には違いないから。

ちなみに 夜見たので怖さ倍増でした。

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