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[アニソン] アニメ的音楽徒然草 ドリームシフト

2019/08/23

エルドランシリーズ第一作

今回は1991年に放送開始されたテレビアニメ「絶対無敵ライジンオー」の主題歌「ドリームシフト」をご紹介します。ライジンオーは、機動戦士ガンダムでおなじみのサンライズ製作のロボットアニメです。

通称「勇者シリーズ」と共に1990年代を代表するロボットアニメシリーズ「エルドランシリーズ」(エルドラン三部作)の第1作にあたります。

歌っているSILKさんというのは、以前ご紹介した「今夜はハリケーン」も担当した大森絹子さんの別名義です。私が記憶する限り、SILK名義で歌ったアニソンは、「ドリームシフト」だけだったと思います。

絶対無敵ライジンオーの大きな特徴は、教室が司令室になり、学校が変形してメカが出撃するなどの、前代未聞の展開をみせた点にあります。これにより子どもだけでなく、大人も驚愕したのです。

学校が嫌いだった

ライジンオーが放送開始された1991年という時代、当然私は社会人としてバリバリ働いておりました。しかし、実はつい最近まで学校というものに嫌悪感しか抱いていませんでした。ですから、学園モノにはリアルよりファンタジーを求めていたのです。

ライジンオーのようにSFテイストのファンタジーが介入している学園ものは、非常に私の好みに合うものでした。ここで一つ強調しておきたいのは、ファンタジー…もっといえば「つくりもの」だから、感動を生まないとは限らないという点です。

先に書いたライジンオーの特徴は、後続のエルドランシリーズにも受け継がれていくものがありました。それは設定として優秀だっただけでなく、ライジンオーが築いた「命がけの闘いなのに楽しそう」というカラーもまた受け継がれたのではないか、と私は考えています。

繰り返しになりますが、私は学校という小さな社会がキライでした。ですから学校が楽しいと思った体験がありません。しかし、ライジンオーで描かれていた地球防衛組の日常は、とても楽しそうでまぶしく映ったのです。

松本梨香さんの初主演作

ちなみに後にアニメ「ポケモン」のサトシ役で知られる松本梨香さんは、ライジンオーの日向仁役が初の主演になります。ライジンオーのエンディングテーマである「地球防衛組応援歌」では、出演キャストの一人として歌も披露しています。

アニメのポケモンは、ライジンオーと同じテレビ東京系列で、1997年4月にスタートしていますから、松本梨香さんにとって「絶対無敵ライジンオー」は出世作だったと言って間違いないのではないでしょうか?

さて、話をドリームシフトに戻しましょう。作詞は石原プロが手がけたテレビドラマ「大都会 -闘いの日々-」もてがけたミュージシャンの篠原仁志さんです。篠原さんは、1990年に放送されたアニメ版「ドラゴンクエスト」のエンディングテーマ曲「夢を信じて」もてがけています。

「ドリームシフト」と「夢を信じて」を並べてみると非常に前向きで明るいイメージが感じられると私は思っています。これにSILKさんの伸びやかな歌声と相まって非常に明るい未来が信じられる作品になっているのではないでしょうか?

ただ、惜しむらくは90年代サンライズを代表する「エルドラン」シリーズは、主題歌ベスト盤が発売されていないんですね。原因の一つは、作品ごとにそれぞれ違うレコード会社が主題歌を発売しているためではないか、と思われます。

アーティストのもとへは・・・

最近は比較的他社同士でも融和されるケースが目立ちますが、全部が全部というわけではありません。ただ、レコード会社からベスト盤なり、過去作の再発売がない限り、中古市場で手に入れる他ありません。

しかし、中古市場で購入してもアーティストや作品には還元されません。これはプロレスの入場曲でもそうなんですが、曲はほしい…でも、そのお金は作者の元にいかないというのは、非常にもどかしいわけです。

2019年8月現在、ライジンオーは3000円前後で手に入るようです。なお、エルドランシリーズの第2作である「元気爆発ガンバルガー」のサントラは8000円超も値段がついています。

しかし当然新盤ではないので、先程のようにお金がアーティストの元にはいきません。中古市場の不当な高値はレコード会社に動いてもらうしかないんですが、いかんせん現状はこんな感じなんで、私みたいな人間は常にモヤモヤしているのです。

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