[アニメ感想] 2019年春アニメ完走分感想文 ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!
2019/07/12
人類の防衛線『第501統合戦闘航空団』に宮藤芳佳が入隊!・・・しかし、肝心の敵・ネウロイはなかなかやってこず、
戦闘ではなく炊事洗濯の毎日に追われる日々。個性的な隊員たちに振り回されたり、ツッコミを入れたり、フォローしたりと、そんな芳佳と愉快な魔女達のおかしな日常が始まる!(あらすじは公式HPより)
戦闘シーンは皆無
魔力が存在する世界の20世紀初頭、突如出現した異形の敵「ネウロイ」の圧倒的な戦力と瘴気の汚染による大陸侵略が進んでいた。
強大な敵、ネウロイに立ち向かうのは、魔導エンジンを搭載し、魔力によって駆動する「ストライカーユニット」を唯一駆ることのできる魔力を持つ少女「魔女(ウィッチ)」と、航空用ストライカーユニットで編成した初の統合戦闘航空団「機械化航空歩兵(ストライクウィッチーズ)」・・・本編のストライクウィッチーズというのはこんな感じの作品。
そのストライクウィッチーズシリーズのスピンオフ漫画「ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!」をアニメ化した作品が本作。
大筋の設定は原典である「ストライクウィッチーズ」と同じだが、この作品においては敵であるネウロイが一向に襲来する気配が無い状況が続いている。だからいわゆる「本家」が売りにしている戦闘シーンは皆無。一番の差異はこのあたりになると思う。
本編より楽しめるかも
その501部隊のウィッチたちが過ごす「待機」という名の日常風景をコミカルに描いているのだが、これがまあいわゆる「キャッキャウフフ」系のひたすらゆるーい空気が流れている緊張感皆無の世界なのだ。
したがって、キャラクターの性格付けは独自のものとなっている。シリアスな本編ではできないようなノリのギャグで、ストライクウィッチーズのプチキャラがはっちゃける。なんなら本編より楽しめるかもしれない。
ただし、501部隊に関しては、緩すぎて微妙に退屈なところもあり、全話がクオリティの高いレベルにあるわけではない。が、総じてレベルはそれほど低くない。本家「ストライクウィッチーズ」とは別物として楽しむのもいいと思う。
なお、配信版では本編終了後に、宮藤芳佳の幼なじみで親友の山川美千子(声 - 佐藤有世)による「山川美千代のウィッチーズ講座」が放送されており、配信版は本編がテレビ放送より若干長い編集となっているので、ぜひ配信版と放映版を見比べてみてもいいんじゃないだろうか?