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[アニメ感想] 2019年春アニメ完走分感想文 文豪ストレイドッグス(第3期)

白虎と黒獣――中島敦と芥川龍之介の共闘がフランシス・Fとの決戦を制し、大国より襲来した「組合(ギルド)」との巨大異能戦争は終結を迎えた。

その戦いの中で結ばれた「武装探偵社」と「ポートマフィア」の休戦協定も継続する中、彼らによって壊滅の危機から守られたヨコハマの街は、今日も路辺に日常という物語を紡ぐ。

だが、そこには、流入する海外犯罪組織の噂や、「組合(ギルド)」残党の影も見え隠れし……。

一方で、太宰治は案じていた。〝魔人〟の目覚め、新たなる災厄の始まりを。

暗渠にうごめくは、盗賊団「死の家の鼠」の頭目、フョードル・D。その恐るべき謀略が、ついに牙をむく! (あらすじは公式HPより)

4期は充分にありうる

劇場版に続いてついに第3期にまで突入した文豪ストレイドッグス。正直私の中では劇場版はあまりお気にめさなかったため、第3期の出来に関しては期待はしていなかった。

しかし、その心配は杞憂に終わる。むしろ第3期はかつてないくらいの出来に終わったと言ってもいいくらいの盛り上がりっぷりだった。まだまだ文スト人気は持続しているし、原作も続いているから4期は充分にありうると私は思う。

この作品の見どころの一つは、今まで敵が敵であり続けたことがないという点。いい例が今回もタッグを組んでいる(羽目になった)武装探偵社とポートマフィアなどは、過去エピソードでは壮絶な戦いを繰り広げているのだが、近作では共闘することが多くなっている。

これは意図的か否なのかは不明ではあるけれど、一度は敵対関係にあっても、より大きな目的のために手を結び助け合うのが文豪ストレイドッグスの特徴でもある。先のポートマフィアと武装探偵社はアニメシリーズ2期で「ヨコハマを守る」ため協力関係を結んだ。

認め合ったライバルとの合体

今回「共闘」して戦うのは、盗賊団「死の家の鼠」の頭目、フョードル・D。この強大な力の前にポートマフィアと武装探偵社が立ち向かっていくのだが、特徴的なのはこの2つの組織は決してなれ合ってはいないということ。休戦こそしているが、基本敵同士なのだ。

だから3期終盤の敦と芥川も終始反目しあっており、共闘がいつ壊れてもおかしくないという空気を醸し出している。このあたりが文豪ストレイドッグスの非常に魅力的なところでもある。

もともと少年漫画では力も心も認め合ったライバルとの合体技というのは、物語が大きく盛り上がるポイントとして昔から定番になっている演出だけど、文ストも奇をてらわずに真っ向勝負で打ち出してきたのは、正直素晴らしいと思った。

文豪ストレイドッグスの場合、必ずでてくるのが「オリジナルの文豪にリスペクトがあるかどうか」というポイントだけど、私は実在した文豪と、ストレイドッグスのキャラクターはベツモンと割り切ってみている。ただ、モデルになった文豪が架空ではなく実在したという点で、見方によっては異論がでてくるのも仕方ないとも思っているが、これは人気作ゆえの宿命といってもいいだろう。

いずれにせよ、4期もまた楽しみになってきたことは間違いない。文スト人気も安定しているし、四期も期待してよさそうだ。

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