[アニメ感想] 2017年夏アニメ完走分感想文 ゲーマーズ
2017/10/19
主人公である雨野景太は、ゲーム好きな楽しみを持つ一方、人見知りで他の人と遊ぶことはしない男子学生。ある日、学内アイドルである天道花憐と出会い、彼女の所属するゲーム部に勧誘される。ゲーム部は大会で賞金獲得の常連になるほどの腕前を持ち、勝つことへの情熱は人一倍である。しかし、部活体験後に景太は勧誘を断ってしまう。後日、花憐が理由を聞くと、部としてのポリシーや活動を肯定しつつも、自身はまず楽しむことを軸にしているため、部活動との相性が悪いからと答えられ、花憐が泣いて戻っていく光景はクラスメイトに目撃される。
この日を境に、他者とかかわっていく景太を中心に、ゲーム好きな人物たちの織りなす賑やかな日常が繰り広げられていく。その関わり合いの中、迷走したりすれ違ったり誤解したりしながら発展していく恋模様も展開されるのであった。(あらすじはwikipediaより)
ある意味これは超ダークホースな作品。私も最初はノーマークで見ていなかったが、ある日どうしても気になって、途中から一気見したら、これがまあ面白い!
今時携帯がある世の中で、ここまで勘違い系を極めているのは、アンジャッシュのコントか、ゲーマーズか、といった感じ。アンジャッシュは一般人がモデルだが、ゲーマーズはそれがゲームヲタに特化して描いている感じ。
それでいて、ゲーマーでなくてもわかるヲタクのツボはきっちり抑えているので、見ていて実に心地よい。
基本が登場人物がゲーム部の5人+星ノ森心春の6人なんで、行き違いすれ違いの面白さは、ゲームに馴染みがないものでも安心してみていられる。脚本・演出がきちんとしてないと、こういう作劇法はボロがでやすい。
私は原作未読なんだが、ゲームについてだらだらしゃべるだけの一エピソードを最終回にアレンジして持ってきたのは見事というほかない。仮に一期で終了しても、二期があっても問題ない終わり方というのは、そうそう作ることはできないものだ。
途中で録画失敗していたら多分観るモチベーションも下がっていたし、そういう意味では失敗なく録画できていてよかった。
アニメのシリーズにもいろいろあって、最初だけ盛り上がって尻すぼみになる作品や、尻上がりに調子をあげるものがあるため、基本一話切りはせずに様子見して録画をつづけているため、ガッチャマンクラウズや、このゲーマーズみたいに後でみて得するパターンがある反面、録画したDVDが山のようにたまっていくという欠点もあるため、なかなか悩ましい問題なのだ。
でもゲーマーズに出会えたことは私にとっては大変幸運だった。それに対しては感謝したい。