[アニメ感想] 2017年春アニメ完走分感想文 笑ウせえるすまんNEW
2017/07/28
『セールスマンの喪黒 福造(もぐろ ふくぞう)が現代人のちょっとした願望をかなえてやるが、約束を破ったり忠告を聞き入れなかった場合にその代償を負わせる』というプロットから成る一話完結のオムニバス形式となっている。この作品の本質は単なるブラックジョークではなく、寓話的な意味合いを兼ねている。また、人間の本質であるいい加減さ、愚かさ、弱さが描かれた物語が多い。(解説はWikipediaより)
初代喪黒福造こと大平透さんが亡くなったことによって2代目を襲名した玄田哲章さんが、どんな喪黒福造を見せてくれるのか?期待は否が応でも高まるばかり。
そんな新作「笑ウせえるすまんNEW」はまさに玄田哲章による玄田哲章のための作品と言ってよい作品だったと私は思う。
あれだけ大平透色に染められていた喪黒福造のキャラを見事に玄田哲章色にそめかえた点では、素晴らしい新作「笑ウせえるすまん」になっていた。
先輩の偉大なる財産を前に、いかに大ベテランとはいえ、プレッシャーも半端ないものがあったと、容易に想像できるため、まずは偉業を成し遂げたことに敬意を表したい。
面白いのは、ゲスト声優陣がかつて視聴者として見ていた作品で、喪黒福造に「ドーン!」される側の喜びを、それぞれコメントしていたのが印象的だった。
それだけ「笑ウせえるすまん」という作品がひとつのブランドとして確立されているんだなあ。
旧作「笑ウせえるすまん」が、かつてギミアぶれいく枠で放送されていたアドバンテージはでかい、と思わされた次第。