門司港レトロ ウエストコーストフェスティバル内北九Z観戦記(2013年7月21日・日・第二ステージ)
*注意*
ここから先は一部を除いてかなり過激できつい表現が含まれます。関係者ならびファンの方は気分を害される恐れがあります。もし読まれても反論・苦情は「一切」うけつけません!のであしからずご了承ください。
イントロダクション
このお祭りは金曜から日曜までの3日間開催されていて北九Zは3日とも開催。しかし一日は平日金曜の14時開催で観衆は20人^^しかもその中にK-DOJOの旭詩織がいたのだ。
あとで本人に感想聞いたら口を濁されてしまった。。。。やっぱり・・・・
オープニング
で、どうせ茶番に違いないなら冷やかしにいってやれと思っていってみた。いったらどさけんさんが第二ステージで司会をしていた。暑いなかお疲れさまです。ギャグは熱中症対策で寒めといっていたけどいつも通りの安定飛行で安心した。というか少なくともこれからはじまるであろう茶番よりは何億倍も面白かったから^^
観客は最終的にA-ji議員目当てのダークサイドFTO応援団のおかげもあってかろうじて50人いったかなという感じ。しかしリングサイドには誰もいない^^行くと恥ずかしいし^^
第一試合
○新泉浩司(華☆激)対 ●皇牙
茶番というと新泉に悪いんだけど相手が悪かった。もともとハードヒッターの新泉に本来なら十両までいったもと力士の皇牙がガタイの丈夫さをいかして真っ向から勝負して打ち合うというのが本来あるべき図式だろう。
だからそれが成り立たない時点で新泉に罪はない。
そもそも力士出身の定番技であるチョップがぺしぺしと情けない音をたててる時点でこいつだめだなと思っちゃうんだけど、明らかに新泉が皇牙を「曙」扱いしてなんとか試合を成り立たせようと四苦八苦してるのが見えちゃうともうだめ。おまけに終盤のあからさまなスタ
ミナぎれ。一分も皇牙をフォローする気にはなれなかった。
いっそ新泉には天龍が輪島にみせたような容赦ない攻撃で皇牙をつぶしてほしかった。でないとこれは大相撲にもプロレスにも失礼なこと。こんな情けないもと十両が茶番をやってるのを知ったらあの人一倍大相撲とプロレスにプライドをかけている天龍はどう思うだろう?大相撲ってこんなもんか?幕内ってこんなもんか?といわれるのが大嫌いな天龍なら蹴倒し、踏み潰してぼこぼこにしてでも皇牙の奮起を促しただろう。
最後はあろうことか新泉のランニングエルボーが顔面にヒット。そのまま崩れおちた皇牙は3カウント。・・・本当大相撲にもプロレスにも泥ぬってるよな。皇牙。新泉には悪いけどあまりにも茶番すぎて逆に安心してしまった。
ここまで茶番といっておきながら茶番コールしなかったのは相手が新泉だったからということと天龍のプライドに敬意を表したからで1mmとて皇牙を認めたわけではないことはいうまでもない。
第二試合(佐賀プロレス提供試合)
○サガン虎 対 ●TAKAHIRO
このお祭りでは午後一発目にも佐賀プロレスが試合をやっていたらしい。そもそもネットでみても載ってない佐賀プロってどうせこれも茶番に違いないと勝手に判断していた。
そもそもサガン虎ってサガン鳥栖のパクリかと思ったら、名前が似てるだけであとは完全なタイガーマスク。しかも入場曲はなぜか新日時代のホーガンのテーマ・マッスルだったし^^
かたやTAKAHIROはぐっと存在感のある雰囲気をまとっており、まあ茶番は茶番でもましな茶番かなと思ってみていた。
ところが・・・いきなりグラウンドでの基本的な腕の取り合い、足の取り合いに闘いがある
のだ。おお!これは茶番ではなく「試合」だ!と我々が気づくまでそう時間はかからなかった。
とにかくあれは練習をしてないとできないムーブである。しかも昭和プロレスっぽいやりとりはこの中では異彩を放っていたし、これはただのぱちもんではないぞ!と認識を改めはじめたら加速度的に試合が面白くなっていく。
サガン虎は特に初代タイガー(勿論「今の」佐山さんではない)のムーブを完全にこなしておりタイガースピンもワンハンドバックブリーカーもパイルドライバーからのフライングボディプレスにいたる過程まで、リアルタイムでそれを知る私が見ても100点あげたいくらいスピーディーでスムーズ。
ただ一つ難をいえば、格闘技用の狭いリングを使ってる北九Zの場合、ふつうのリングで練習してる人はどうしてもロープワークをしたときに歩幅があわない。唯一欠点をあげるとしたらそのくらい。後は完璧だった。
フィニッシュのタイガースープレックスホールドもきれいなブリッジで文句のないものだったし。
受けるTAKAHIROも本当いい選手で彼がいたからこそサガン虎も光ったといっていい。これは間違いなくプロレスの試合だったといっていい。
試合後簡単に話をさせてもらったがなんと出身が九産大プロレス研究会でいっこ下の後輩にあのアズールドラゴン選手がいるというではないか!
ということはあの九産大プロ研の黄金時代体験者か!そりゃうまいはずだわ!しかもTAKAHIRO選手は山口県防府市出身と聞いて二度びっくり!
ただ佐賀プロレスの情報がなぜないのかも2人と更に話してわかった。
実は彼らは大のネット音痴だったのだ。HPもないし、facebbokもやってないという・・・・
どうりで存在自体知らないはずだわ。ただ「これから勉強します」と謙虚にいってらしたんで近い将来ネットに佐賀プロレスの名が広まるといいなあ。
本当話し方も謙虚だし、全大会終了後A-ji議員を除くと一番周囲にファンが集まっていたのは佐賀プロだった。そのひとりひとりに丁寧に対応されてる二人をみてぜひ多くの人に試合をみてもらいたいと思った。
10月5日、鳥栖で大会があるようなのでぜひ見に行きたいと思う。佐賀プロありがとう!
なお観客で来ていた、某団体タッグ王者のJ原選手がしっかりサガントラ選手と記念撮影をしていた。
さすがめざとい!^^
第3試合:ネパール無差別級選手権
●王者・富豪富豪夢路 対 ○挑戦者KAZE
富豪富豪の試合を見るのは実にゼロワン時代以来。変わらないのはうれしかった。入場もあの頃のままだったし。
そもそもプロレスは相手の技量が低くてもそれを引き上げてそのうえで勝たなくてはならない。だから自分より技量が高い選手とはふつうに試合ができるのはある意味当たり前。
問題は技量の低い、前回大会のレアルルチャ勢のような相手と闘う時に選手の真価が問われるのだ。
よって今回の富豪富豪戦のように相手が自分を引っ張ってくれるタイプだとKAZEとか谷口クラスならふつうに試合ができて当然なのだ。
この試合、見た目は普通のプロレスの試合に見えたけど随所で技のミスや取りこぼし(当然KAZEがやらかしてる)があって、これは富豪富豪も大変だよなあと思っていたらなんと8割優勢な富豪富豪がKAZEの唐突に出したジャーマンでおさえこまれてまさかの王座陥落・・・・
いや、まさか結末が茶番だったとは!さすが北九Z!期待を裏切らない低空飛行ぶりに失笑してしまった。
まさかの王座移動ではあったがこのベルトがさび付かないといいんだけどねえ。まあそれ以前に存在すらマイナーなベルトだしどうでもいいといえばどうでもいいんだけど。
第4試合
○谷口勇武&じーも 対 ●マッドドッグ&スカルリーパーA-ji(FTO)
普段は二代目上田馬之介が使用する「サーベルタイガー」で入場することが多いA-jiの単独入場ははじめてみた。いや、手あかがついてない分いつもこっちで入場すればいいのに^^
さてこの日唯一の外国人選手のマッドドッグ。オーストラリアからきたというふれこみだが当然外国から招へいする金なんかないはずなんで、多分在日外国人でがたいのいい人を連れてきたって算段だろう。
ところがこのマッドドッグが結構掘り出しものでもし佐賀プロ勢がいなかったら結構好評価してもいいくらいの選手だった。がたいもいいしハードコア系が得意そうな感じ。場外へのダイブ(芝生)もいとわないところなど優良外国人選手といっていいだろう。しかし場外乱戦ではじまった試合で「選手には近づかないでください」とアナウンスがあって誰も近づかず「選手のまわりは広くあけてください」といわれなくても十分に広かったというのは、さすが屋外^^というか危険が及ぶほどお客がいないというのがもう茶番。
そして多分中身は三代目になるじーも。ずいぶんスリムになってしかもマスクもおよそゆるキャラとは思えない精悍なものになっていたんで色以外はもう別物。ってかこれでじーも名乗って大丈夫なのか?選手としては可もなく不可もなくという感じ。
乱戦はさすがダークサイドのお家芸だけあって終始試合をリードしていたA-ji組。やっぱこの試合も巧者におもねって自分で試合を作り出そうとはしない谷口の消極姿勢が目立つ結果に。
あまりに現場で茶番、茶番と口にしてたらファンの人に睨まれたけど茶番は茶番だもん^^なんが悪いか!
谷口の茶番は全てにおいてプロレスの技術不足をルックスでごまかすという典型的なダメダメベビーフェイスのそれなんでちょっとプロレスみてる人がみたら簡単にボロが見抜ける。A-jiの助けなしで試合は成り立たなかったといっていい。あ、試合じゃなくて茶番か。A-ji議員、茶番に付き合ってるとただですら逆風ふいてる議員活動にも支障きたすよ・・・・こんなんじゃ。
最後はマッドドッグをスクールボーイで丸め込んで薄氷の勝利といいたい所だが勝ったのが谷口なんで喜んでるのは本人と取り巻きだけというありさまがもう茶番だった。
エースが勝ってハッピーエンドという図式をもってきてこれほど残念感が漂うとはさすが北九Z!期待を裏切らない茶番やらせたら半端ないなあ^^
いや~相変わらず進行はぐだぐだ。リングアナはかみかみ。試合は相手まかせ。まともなのは佐賀プロだけという自己責任放棄の北九Zはやっぱり茶番でした。