[プロレス用語辞典](マ行) ミサイルキック
最上段からジャンプ
今回のプロレス用語辞典は「ミサイルキック」です。
ミサイルキックは、コーナー最上段からジャンプして放つドロップキックの事です。
ミサイル・ドロップキック
別名、ミサイル・ドロップキックとも呼ばれます。
ミサイルキックは、1948年にアントニオ・ロッカ選手が開発して披露したのが起源です。
若手時代の切り札
日本では国際プロレスに来日したエドワード・カーペンティア選手が初公開しています。
日本人では、若大将時代のジャンボ鶴田選手がウルトラC・ドロップキック、ジャンボ・ミサイルキックの名称で若手時代の切り札にしていました。
ヘッド・スプリングの要領
近年では、着地した後にヘッド・スプリングの要領で、すっと立ち上がるスタイルを取る選手を見受けます。
ミサイルキックも使う新日本プロレスのBUSHI選手がよくやるアレです。
人間バズーカ
元祖はおそらくジュニアヘビー級時代のダイナマイト・キッド選手だと思われます。
また、高野拳磁選手は2メートルの巨体から、この技を繰り出して「人間バズーカ」の異名をとりました。
派生技①
ミサイルキックの派生技としては、次のようなものがあります。
①ライダーキック
仮面ライダーから着想された片足バージョンのミサイルキック
派生技②
② コーナー・トゥー・コーナー・ドロップキック
相手をコーナーに宙づり状態にして固定して自分は反対側のコーナーに立ち、主に相手の頭部を狙って放つミサイルキック。
などがあります。
基本中の基本
ミサイルキック自体、そもそもドロップキックの派生技です。
ドロップキックはあまたあるプロレス技の中でも。基本中の基本の技です。
技量がハッキリわかる
少しでも目が肥えれば見ただけでレスラーの技量がハッキリわかると言われています。
それほどの基本技ですので、ミサイルキックの見栄えがいい選手は、基本がしっかりしているとも言えます。
見る側が選手の技量を
逆にミサイルキックだけできて、ドロップキックができないというのは、ありえないのです。
ロックアップがプレイヤー同士の技量を確かめ合う技だとしたら、ミサイルキックを含めたドロップキックは、見る側が選手の技量をはかれる技だともいえるでしょう。