プロレス的発想の転換のすすめ(95) 選択の積み重ねとプロレス
数多ある選択を
今回は選択の積み重ねとプロレスお話です。
全ての物事は過去の積み重ねの上に成り立っています。現在の私やあなたは、数多ある選択を重ねた結果、今ここにいるわけです。
受け入れたのは自分
その中には誰かに選択を迫られたり、あるいは望まない事を強制されたりしたかもしれません。しかしそれを受け入れたのは自分自身なのです。
今現在があなたにとって望ましい形ではないとしたら、それはそれまでのあなた自身の選択が、ご自身にとって有効でなかったということになります。
私の例で言うと、ちょうどプロレスを生観戦しだした大学時代まで遡ります。
本当にやりたいことは
私は大学を卒業する時分まで、実は本気で就職活動をしていませんでした。
ですので、「本当の自分がやりたいこと」を一旦横に置いて、誘われるままに営業マンとして就職してしまいました。
選択した結果
そこで「妥協せず自分のやりたいことをやりきるのか?」それとも「生活の安定のために、自分の時間を切り売りして生きていくか?」を当時の私は選択したわけです。
その結果、最初の会社はクビになり、二度目に入った会社でもいいように使われてクビになりました。
やり続けた代償
「これは自分をクビにした会社や上司が悪い」・・・・
確かに私も一時期はずっとそう思ってきました。しかも、自分の時間を切り売りして好きでもないことをやり続けた代償は、年齢を経て大病という形で返ってきました。
気付いていなかっただけ
そう選択してきたのは上司でも会社でもなく、自分自身なのです。ただ、私はそれに気付いていなかっただけなのです。
社会に出てから、30数年。
自分にとって最良の選択をしてきた人や、かつての私のように、自分に無理強いをして生きにくい人生を歩んでいる人をたくさんみてきました。
生き方を選択しているのは
昔の私もそうでしたが、「自分の生き方を選択しているのは自分自身」ということにはなかなか気付けないものです。
私もカウンセリングの勉強をしてなかったら、たぶんずっと自分をずさんに扱ったかつての上司や会社に逆恨みし続ける人生を送っていたでしょう。
いい形で手放す
しかし、未来は今ここにいるあなたが、ご自身にとって心地よい決断を積み重ねることで、いくらでも変えられます。
であるならば、これからの人生をよりよくするためには、過去の恨み辛みをいい形で手放していきましょう。
観ても観ていなくても
そうしたら、これまでの人生と違った明るい未来が広がる可能性は高くなるのではないでしょうか?
これまでの私の人生は「プロレスを観ている時だけが幸せ」でした。
しかし、これからの人生は「プロレスを観ていても観ていなくても幸せ」だと思える人生を選び直したいと考えています。