[プロレス観戦記] 新日本プロレスWORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27(2020年12月6日・日・福岡国際センター)
イントロダクション
私が一番厳しい目線で見て、観戦記を書くのは、昔も今もメジャーと呼ばれる団体になる。なぜなら、彼らは業界の盟主として、より多くの視線に晒されるからである。
だから、メジャーを自称するなら、厳しい批評の目にも晒される事になる。しかし、それを黙らさせることは簡単なのだ。要は批判を与える余地のないエンタメを提供すればいいわけだし、一流の団体ならそれができて当たり前だからだ。
それもできずにメジャーを名乗るのであれば、当然厳しい評価をされても仕方あるまい。
かつての新日は批判を力で黙らせてきた。まあ、今ではプロレスマスコミも同じ穴のムジナという理解はしているんだが、対立概念としては成立していた。それがよかったのかどうかは、ここでは語るまい。
しかし、最近の新日はうるさ方のマニア層をとことん無視してきた。それは新日が所属するブシロードグループが展開するコンテンツすべてにおいていえる事。
ブシロードは、ライトユーザーに向けたエンタメコンテンツ、あるいはブシロード信者にむけたコンテンツしか作ってこなかったからでもある。
しかし、新日本プロレスには、ブシロード傘下に入る前からの歴史があり、今もそれをウリにしている以上、100%ブシロードが作り出したオリジナルコンテンツとは異なる立ち位置にある。
初心者相手に商売しながら、古参にも媚びを売る。今の新日本の迷走は、ブシロードグループ入りした負の要素が、一気に吹き出したからではないのか?そしてブシロードコンテンツとしてなのか?そうでないのか?立ち位置がきわめてあやふやなのだ。
まあ、タッグリーグが元々つまらないのは、新日本のお家芸ではあるんだが、スーパージュニアがなければこのシリーズどうなっていたか、と思うとゾッとしてくる。
オープニング
さて、心配していた気温もそれほど低くはない。玄界灘の海風は覚悟していたので、これは仕方ないが、にしてもまさかまる1年福岡にいかない時代がくるなんて、想像もしていなかった。
予想していたことだが、1年7ヶ月ぶりの国際センターにはポスターもなく、看板もない。ケータリングのバンもいないし、屋外売店もない。だが、12月とは思えない陽気で、玄界灘の冬風も穏やか。これは予想外だが、ありがたい。
そして、中から音響リハーサルする音が漏れ聞こえてくる。普段なら入場待ちでごった返す国際センター前が、静かだからこその現象だけど、少し得した気分になれた。テーマ曲やコールする選手名まではっきり聞き取れたんだから、いかに静かだったかがわかるだろう。
第1試合 30分1本勝負
『BEST OF SUPER Jr. 27』公式戦
●上村 優也(0勝9敗=0点) (7分30秒 ロンミラースペシャル)○ロビー・イーグルス(4勝5敗=8点)
上村にしてみれば、まず一勝!これしかないだろう。しかし、飛んでよし、組んでよし、寝技もよし、というオールラウンダーのイーグルス相手では分が悪いか?
必殺のロンミラースペシャルへの対策が、上村にどれほどできているかが鍵になりそう。逆に序盤から足殺しで攻められると、ロビーの思う壺になるだろう。
ここまで勝ち星のない上村は、有終の美を飾るべく開始のゴングと同時に突進する。ヤングライオンらしく果敢に攻めていく。しかし、閂スープレックスはイーグルスが警戒されていた。
最後はイーグルスがロン・ミラー・スペシャルで締め上げ、上村は無念のギブアップ負け。ヤングライオンのリーグ戦全敗はお約束みたいなもんだが、上村は結果以上に記憶に残る試合ができていたと私は思う。
第2試合 30分1本勝負
『WORLD TAG LEAGUE 2020』公式戦
●高橋 裕二郎&“キング・オブ・ダークネス”EVIL(3勝6敗=6点)(3分33秒 横入式エビ固め)バッドラック・ファレ&○チェーズ・オーエンズ(3勝6敗=6点)
BULLET CLUB同士の対戦だが、ジェイ・ホワイトがいない分、そこまできな臭い感じはしない。だが、特にEVILは、BULLET CLUB内での発言権を確保するためには、同門であろうと勝ちにくるだろう。
序盤から裕二郎はマイクをもち、「カモン!ピーター!」などと、オーエンズに騙し討ちを連発。しかし、オーエンズもレフェリーに、東郷からスポイラーズチョーカー攻撃を受けたと偽りの申告をし、相手チームの動揺を誘う。
すかさず、オーエンズはロープを用いた反則の押さえ込みで、裕二郎から3カウントを奪取した。
それにしても、高橋裕二郎はいつのまにか元いたポジションに落ちてきてしまった。インカレスラムとかみてると、コンディションは悪くなさそうだが、メンタル的に「諦めて」しまったのだろうか?
バレットクラブってどうもリーダー以外は三下感が拭えないんだが、カッコいいのはEVILの入場だけになってしまったような気がする。
第3試合 30分1本勝負
『BEST OF THE SUPER Jr. 27』公式戦
田口 隆祐(4勝5敗=8点)(8分12秒どどん→エビ固め)DOUKI(2勝7敗=4点)
10年間泥水をすすってきて、ようやく上村相手に白星ゲットしたDOUKIにしてみれば、既に優勝の目がなくても、消化試合にはできない。フリーランスは、手抜きとみなされたら、明日の契約はない。
そんな必死さからくるDOUKIをいなしながら、自分のフィールドに持ってこれたら監督の試合になる。さて、おふざけの田口でくるか?マジモードの田口でくるか?
ゴング前にDOUKIは奇襲を仕掛け、田口のヒップアタックに対し鉄パイプをフルスイング。だが、田口はこだわりのケツ殺法で追い込むと、最後はオーマイアンドガーアンクルからのどどんでDOUKIを仕留めた。
終わってみたら終始「田口劇場」だったかな。前半では一番まともな試合がこのカードというのもなんだかなあと思うんだけど・・・
第4試合 30分1本勝負
『WORLD TAG LEAGUE 2020』公式戦
●棚橋 弘至&トーア・ヘナーレ(1勝8敗=2点)(3分55秒 シャープシューター)○タンガ・ロア&タマ・トンガ(6勝3敗=12点)
※タマ&タンガがリーグ戦2位で優勝決定戦進出
G.o.Dは入場時の棚橋&ヘナーレを背後から襲撃。しかし、棚橋&ヘナーレも応戦。棚橋はタマをテキサスクローバーで捕らえるが、ロアが邪道の竹刀で左ヒザを攻撃。
棚橋がヒザを押さえてのたうち回ると、すかさずタマがシャープシューターで捕獲し、ギブアップ勝ち。棚橋の膝狙いはいいんだが、明らかに試合時間巻いてるのがみえみえ。せめて入場くらいきちんと見たかった。
リーグ戦みていて思ったのは、ヘナーレからも変わりたい、という気持ちがあまり感じられなかった事につきる。相変わらず攻める時だけ勢いがよくて、受けにまわると信じられないくらい脆い。
別府での対L.I.Cは、相手が鷹木だから、ヘナーレのよさが出ていたけど、やはり守勢に回る場面が多かった。
これなら志願していた辻の方がまだマシだったような気がする。しかし、古き良き新日本が悪い意味でこびりついている棚橋は、おそらく聞く耳をもつまい。
そもそも棚橋は、あーみえて柔軟性がないし、近年はメジャーのプライドが悪い意味で、キャリアの邪魔をしている感じがする。
加えて、下の選手を育てるでなし、タッグに本腰を入れるでなし、と最近の棚橋は、シングルに未練タラタラな感じが試合からみてとれる。
新日本は、タッグをシングルの下にしてきた歴史があるせいか、タッグに本腰を入れることは、降格になるという思いが、もしかしたら棚橋にはあるのかもしれない。
この試合を含めて前半のタッグリーグの試合はどれも雑すぎて草も生えなかった。本当にひどいとしかいいようがない。これでよくお客さんは黙っていられるなあと感心した。
第5試合 30分1本勝負
『BEST OF THE SUPER Jr. 27』公式戦
●マスター・ワト(4勝5敗=8点)(10分30秒 TIME BOMBⅡ→エビ固め)○高橋 ヒロム(7勝2敗=14点)
※ヒロムがリーグ戦2位で優勝決定戦進出
SHOに続いて直近の先輩との対戦になるワト。2021年にジュニア戦線に絡みたいなら、実績としてヒロムの首は欲しいだろう。
しかし、天山から伝承された技を小出しにして勝てるほど、ヒロムは甘い相手ではない。
2020年の1.5でライガーの介錯役を務めてからのヒロムには、それなりの覚悟が感じられる。天龍を介錯したオカダのように、業界のリーダーたらんとする気概もある現在のヒロムに対して、ワトがどれほどの覚悟で挑んでくるか?
ワトはヒロムを強く意識して、多彩な蹴りを軸に攻略しようとする。
だが、ヒロムは怒涛のラリアットを連発。終盤、ワトはTIME BOMBを丸め込みで切り返し、あわやの場面を作り出すも、最後はヒロムがTIME BOMB IIで撃沈した。
終わってみたら、ワトは思った以上に試合運びが雑だったし、ヒロムの余裕は終始崩れることはなかった。これが現状2人の「差」というやつなんだろうなあ。
第6試合 30分1本勝負
『WORLD TAG LEAGUE 2020』公式戦
SANADA&●鷹木 信悟(5勝4敗=10点)(11分46秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め) グレート-O-カーン&○ジェフ・コブ(5勝4敗=10点)
勝敗を超越した存在感で、タッグリーグをかき回すジ・エンパイア。一方「SANADAが決勝に出られなければ、俺の責任」といい切った鷹木にしてみれば、相手が誰であろうと、ロスインゴは勝たねばならない。
個人的には、オーカーンと鷹木に因縁ができて、NEVERにオーカーンが絡むことを希望しているのだが、果たしてどうなるだろうか?
L・I・Jタッグは序盤から息の合った連携で翻弄する。しかし、THE EMPIREは力強い攻めで反撃。終盤、鷹木に集中攻撃を浴びせ、最後はコブがツアー・オブ・ジ・アイランドでピンフォール勝ち。
この結果で、L・I・Jタッグは優勝戦線から脱落。試合後、コブは鷹木のNEVERのベルトを手に、次期挑戦をアピールした。
ということで、コブと鷹木の因縁ができてしまったわけだが、個人的には冒頭で書いたようにオーカーンがNEVERに絡んでほしかったなあ。試合内容は悪くなかったから、また再戦を見たいカードではあるんだが。
第7試合 30分1本勝負
『BEST OF THE SUPER Jr. 27』公式戦
●SHO(6勝3敗=12点)(12分10秒 ブラディークロス→片エビ固め)○石森 太二(7勝2敗=14点)
YOHの欠場で、SHOがシングル戦線に活路を見出すためには、現チャンピオンの石森太二は、避けて通れない相手である。
無差別云々も大事だが、まずシングルで実績を残さないと説得力にかける。
とはいえ過酷なリーグ戦の代償で、SHOは首を、石森は肩をそれぞれ負傷した状態。コンディションのいい時に見てみたかったカードではあるのだが…
SHOは、開始と同時に猪突猛進に攻め込む。だが、石森はエプロンでのパイルドライバーで流れを食い止めると、首と腕を攻め立てる。SHOも応戦するが、石森はリバースのブラディークロスで動きを止め、最後は正調のブラディークロスで勝利。
首の具合が悪いSHOは、敢えてパワーで勝負しにきたが、バックステージで石森がコメントしていたように、やや視野が狭く感じられた。シングルプレイヤーとしては、課題を残した感じの試合だった。
第8試合 30分1本勝負
『WORLD TAG LEAGUE 2020』公式戦
矢野 通&●石井 智宏(5勝4敗=10点)(10分36秒 ザックメフィスト→片エビ固め)ザック・セイバーJr.&○タイチ(6勝3敗=12点)
四人ともシングルプレイヤーでありながら、タッグワークもうまい。新日本では稀有な仕事のできるプロレスラーだが、因縁もある。矢野とザックはKOPW絡みで、タイチはNEVER戦線で石井と。
これがきっかけでタッグで両チームがあい見えるのも面白いかもしれない。とはいえ、現役のタッグチャンピオンがほいほい負けるようでは、タッグの価値自体がなくなってしまう。
両チームは試合開始と同時に、目まぐるしい攻防。矢野はザックにエプロンのカバーでグルグル巻きにされ、危うくリングアウト負けを食らいそうになる。
石井とタイチはバチバチの真っ向勝負でヒートアップする。石井との因縁はすぐにはどうこうはなるまいが、はずれはない。いつかタイトル挑戦もありえそうだ。終盤、鈴木軍タッグは天翔ザックドライバーで石井の動きを止めると、最後はザックメフィストで辛勝。
まあ、ここでIWGPタッグ王者が負けるわけにはいかないからなあ。結果は納得なんだが、リーグ戦としてみたら、矢野組が上がってもよかったような気がする。
第9試合 30分1本勝負
『BEST OF THE SUPER Jr. 27』公式戦
BUSHI(4勝5敗=8点)(12分53秒 ヌメロ・ドス)エル・デスペラード(7勝2敗=14点)
※デスペラードがリーグ戦1位で優勝決定戦進出
実力者同士のシングルマッチ。意外と怪我が少ないという共通項もあるし、マスクに強いこだわりも感じる両者。似たもの同士とはいえ、勝ちに飢えているのはデスペラードかな?
もしデスペラードが勝ちを焦れば、容赦なくBUSHIはその隙をついてくるだろう。試合巧者同士の騙し合い、テクニカルな試合内容になれば、申し分ないが果たして結果は…?
デスペラードは執拗なヒザ攻めでダメージを蓄積させる。だが、BUSHIも鋭いトペ・スイシーダを二連発をはじめ、意地の徹底抗戦。終盤、ロコ・モノを見切ったBUSHIは、一気にたたみこんでエムエックスへ。
しかし、デスペラードはスパインバスターで切り返すと、最後はヌメロ・ドスで粘るBUSHIからギブアップ勝ち!
この試合をもって、SUPER Jr.はデスペラード、石森、ヒロムが首位タイで並び全公式戦終了。そして三者の直接対決の結果、1位のデスペラードと2位のヒロムが12.11武道館の優勝決定戦で対峙することになった。
試合後、デスペラードに呼び込まれたヒロムは、マイクを握ると「世界中にオレとオマエの歴史を見せてやろうぜ!」両者は至近距離で視殺戦を繰り広げた。
終わってから思ったんだけど、この試合がメインの方がよかったなあ。セミが今日一のベストマッチには違いないんだけど、その理由は次の項目で書くとしよう。
第10試合 30分1本勝負
『WORLD TAG LEAGUE 2020』公式戦●ジュース・ロビンソン&○デビッド・フィンレー(6勝3敗=12点)(15分50秒 パルプフリクション→片エビ固め)YOSHI-HASHI&後藤 洋央紀(5勝4敗=10点)
※ジュース&フィンレーがリーグ戦1位で優勝決定戦進出
序盤から両タッグはチームプレーで一進一退の攻防を展開。 終盤、後藤&YOSHI-HASHI組はジュースに牛殺し&トラースキックからGYWを炸裂。
棚橋とは逆に与えられた仕事を腐らずにやってきた結果、光が見え始めたのが2020年のYOSHI-HASHIだったように思う。今の棚橋なら下がってもブリティッシュヘビーまでであり、間違ってもNEVERにはおりてはこないだろう(ただし、棚橋はかつてNEVER6人タッグに挑戦した経験はアリ)。
そのYOSHI-HASHIに感化されたように、後藤までが生き返りだしたのだ。シングルでは相変わらずズッコケ気味だが、NEVERというフィールドには鷹木もいるし、後藤を輝かす好敵手がたくさんいることも大きい。
少し目のこえたファンはIWGPよりNEVERに注目しているから、後藤&YOSHI-HASHIにはそれも追い風になっている。もちろん本人たちもいずれはIWGPという思いがあるだろうが、いまはNEVERで実績を重ねてほしい。
今の後藤&YOSHI-HASHIは、IWGPからはそう遠くない位置にいると思う。結果は出てないが、お客さんとの信頼関係ができたプロレスラーは強いからだ。
しかし、CHAOS組の波状攻撃をしのいだジュース&フィンレーは分断に成功すると、フィンレーが後藤にACID DROP 、続いてジュースがナックルからのパルプフリクションを決めて勝利という結果に。
試合後、マイクを持ったジュース。「フクオカー!」と絶叫した瞬間、背後からG.o.Dが襲撃。タマがジュースをガン・スタンで叩きつけると、シャープシューターへ。タンガもフィンレーをコンプリートショットで叩きつけてから、クロスフェース・オブ・JADOで絞め上げる。
そして一緒にやって来た邪道がマイクを持ち、「WORLD TAG LEAGUE 2020の主役はもちろん、タマ・トンガ、タンガ・ロア、G.o.D withマスターTだ。BULLET CLUB for life!」と絶叫。3人でリング上でToo Sweetを決めて勝ち誇ったのだった。
いや、わざわざバッドエンドにせんでもよかったんじゃ?6度の戴冠を誇示するG.o.Dが2度も乱入せんでもよかったんじゃないか?このあたりが、バレットクラブ=三下ってとこなんだよなあ。全然王者感がない。やっぱり新日のタッグリーグは終始雑だった。
後記
コロナ対策というのは各団体手探りだと思うけど、新日本の場合、ちょっと「?」と思うことがあったので、それをいくつか。まず検温がなかったこと。
入場時にソーシャルディスタンスを異常に気にして、10数人制限入場までして、もぎりもお客さんがやるのに、半券回収でただ立っているだけのお姉さん、いらないんじゃ…??
あと、普段なら屋外にある売店を中に入れたせいで、かえって密になるというのは、少し間抜けすぎるような…??
それから、座席配置は隣が空きで、前後も空きのはず。私の後ろも空いていたはずなんだが、カップルがいたらしく、撮影していた私が足に触れたらしく、注意されてしまった。
国際センターはそれでなくても席間隔が狭いので、十分気をつけてはいるんだが、後ろにいないはずの席に、人がいるとは思わず、ついぶつかってしまった。
まあ、悪いのは私なんだが、空いてるはずの席に座っているやつに文句言われるのは、なんか釈然としない。
そして、最後に規制退場。メインが↑あんなんだったため、アナウンス前にも、そそくさと席を立つ人が多かった。昔のドーム大会で規制退場していた時は結構細かいブロック分けしていたんだが、今回はほぼ東西南北と非常にざっくりしていた。
とはいえ、東側出口を今回はじめて開放していたので、今まで頑なに正面でしか退場させなかったのはなんだったのか?疑問も残った。
試合もバッドエンドだし、客とのトラブルもあるし、久々の国際センターは、残念ながら楽しめるとこまではいかなかった。2020年というのは、想定外なことが多すぎた。
来年こそは心の底からプロレスが楽しめるような世の中になっていてほしいもんである。