プロレス的発想の転換のすすめ(100)自己分析とプロレス
弱点はない?
今回は自己分析とプロレスのお話です。
先日私に「弱点とかないんじゃないですか?」と聞いてこられた方がいらっしゃいました。
この一言をきっかけに、就職の面接みたいに自己分析して、自分自身の性格、人間性を明らかにして見ようと思い立ちました。
自分の強みは
私の場合は「物事を続けられる」「趣味の守備範囲が広い」といった自分を構成する要素があります。
これらは強みといっていいでしょう。
弱みを見抜かれた
一方、弱みとしては「特技をお金にできない」「恋愛に疎い」といったものを思いつきました。
実はこの弱みに関しては、一度秘お会いした人にズバリ見抜かれた体験があります。
付け焼刃では
一時期、私はこの弱みをなんとか克服し、強みに変えようと躍起になっていました。
しかし、長いこと生きてきて身についていないものって、付け焼刃でなんとか獲得できるわけではないんです。
強みを強化
結局、指摘された弱みを克服するのはあきらめて、今ある強みをさらに強化していくことに決めました。
確かに弱みは自分の中でそのままになっているのですが、人間だれしも弱みの一つや二つはあるものです。
自分の判断基準
過去の自分を振り返ることで自分の価値観を知った私は、自分にとって何が大切なのか、何を優先して物事に取り組んできたかをより大切にしようと考えなおしました。
ここではじめて自分の判断基準が明確になりました。
自身の強みと弱み
考えてみれば、私に持ち掛けられる相談は、自分の強みに関する事ばかりで、弱みに関してはまず聞かれることはありません。
就職の面接でよく聞かれる「自身の強みと弱み」ですが、強みはまだしも弱みはあんまり見せたいとは思わないものでしょう。
強みは弱みにも
実際はすべてを克服して強みに変えるのは無理です。
また、ある局面では強みになることも、別な曲面では弱みになることもありえます。
異なる優先順位
例えば私の例でいうと、恋愛に疎いかわりに、普通の人ではできない体験をしたり、むだに範囲の広い知識を吸収したりできたわけです。
これを、私は普通の人と異なる優先順位で生きてきたから身についたのだ、と肯定的に捉え直しています。
特性を把握
大切なのは、自分の特性をよく把握しておくことではないでしょうか?
プロレスでいうなら、プロレスラーの大きな体躯は、マラソンには向いていません。
二面性を理解する
確かにプロレスラーの中にはマラソンに挑む猛者もいますが、スタミナはともかく、マラソンに特化した選手には勝てないでしょう。
このように、特性には強みと弱みの二面性があるのだということを、あなたが理解しておくだけでも私はかなり違うと思っています。