それでも生き永らえた!生命力イラストを描いているcocoroharadaの由無し事ブログ〜生命力イラストができるまで〜 ➉
考え事ができるだけでも
私にとって「絵を描く」という行為は息をするのと同じくらい自然なことです。昔はこれがお金になれば幸せだと思っていましたが、ぶっちゃけお金になろうが、なるまいが、描いてる瞬間はたまらない充実感があります。ですから、割と絵で稼ぐ、という事には頓着していません。
このブログで描いていきたいことは、私が絵で表現したいことを文章化したものです。絵で全てが伝えられたら問題ないんですが、文章を書く事も嫌いではないので、蛇足ではありますが、自分で作品や絵に込めた思いをこれからつらつら語っていこうと考えています。
今回は今秋に突如降りかかった腸閉塞に纏わるお話です。結局腸閉塞と診断されて、約一週間ほど寝たきりになったわけですが、養生していると、基本暇になるのであれこれ考え事をするわけです。
以前の約2年にわたる寝たきり時は、精神疾患だった事もあり、まず何かを考えたり、思ったり、感じたりすることができませんでした。ですから、当時は何も考えずに、何も感じることなく、ひたすら天井だけを見て過ごしていました。考え事ができると、普段目をそらしている問題にも気づきやすくなります。考え事ができるだけでも、ある種ありがたいわけです。
身体のサインを見逃していた
まずはやはり腸閉塞になるまでにいたる原因を探るところから「考え事」はスタートしていきました。一番古いと思われる「原因」は、秋口にありました。
私はヨガを始めて1年半以上経っておりまして、腕周りや顔などは着実に痩せてきたにも関わらず、腹回りだけはどれだけキツイトレーニングをしても痩せてはきませんでした。一般的に腹が出ている=病気というイメージは持ちにくいと思うのですが、実は私もそうでした。決して健康的ではないですけど、かといって大病とは結びつきにくいんではないでしょうか?
だから、食欲不振や膨満感という身体から出ているサインを見逃していたんですね。殊の外他人の思い込みには厳しい私が、自分の思い込みには甘かったのですから、本当に汗顔の至りとはまさにこの事です。
そもそもこの体調で土日プロレス観戦までしているわけですから、我ながら呆れたものです。特に日曜はそれほど気温が高くないにも関わらず、全身から汗が出て止まりませんでしたし、何より立っていられなくて、ロビーに座り込んでいましたからね。
とは言うものの、問題点が病名のついたはっきりした形で出てきたのは、むしろ幸いだったとも言えるでしょう。おかげで内科に行き、正しい処置を施して、一週間ほどで立ち直ることができたのですから、不幸中の幸いとも考える事ができるわけです。
完治したと思い込まないよう
よくよく考えてみたら、たかだか一ヶ月もしないうちに、交通事故に遭い、実家の父が自宅で骨折し、私がまさかの腸閉塞になり、さらには通院明けにリング上で、タイトルマッチ宣言までやるという、想定外すぎる出来事が立て続けに起こっています。
こんなことは長く生きていても、そうそうあるもんじゃありません。書き出してみてわかる通り、いいこともあれば悪いこともありました。その都度びっくりはしましたが、過ぎてしまえば、色々気づきや発見があって面白かったというのが正直なところです。
通院に関しては一区切りしましたが、依然食欲までは回復していません。通じがあるだけかなりマシですし、いわゆるデトックスができている分、かなり体調は回復しています。しかし、当面はゆっくりしつつ、少しずつやることをこなしていけたらいいですね。考えてみたら腸閉塞と診断された前後くらいから絵も描いていませんでした。普段は何気なしにやっている作業も、不調が重なると途端にできなくなりました。
それはブログもおんなじで、比較的スピードUPしていた作業も途端に滞ってやたら時間がかかりました。先程も申しました通り、脳だけは健康でしたから、動かない身体をもどかしく感じたものでした。また、腸閉塞こそ一段落しましたが、食欲はまだ回復していないため、これが戻るまでは完治したと思い込まないよう、自分を戒めています。そう思うと、この一ヶ月は自分にとって貴重な体験をすることができたな、と思います。