怒り、苦しみ、破壊し、創造する！世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ（144) 自分の問題と向き合うための10の闘い(34) 苦手だけど本能と結びついている恋愛と結婚④
今回は人間嫌いを公言する私が、果たして人間を好きになれるのか？というお話です。結論からいうと、私の人間嫌いにも例外があるということです。
正直いうと約20年前までは、私の人間嫌いには例外なんてありませんでした。しかし、こんな私を無条件で好きになってくれた甥っ子の誕生で、私の人間感は大きく変わりました。私は甥っ子が生まれるまで、誰からも好かれていないと思い込んでいたのですから、それがいかに衝撃的だったかお分かりいただけるでしょうか？
そして13年前に姪っ子が誕生して、最低限、無条件で私を好きになってくれた人間は2人になりました。これは大変ありがたいことでした。
カウンセリングを受け続けて、他人の評価で自分の価値を下げない感覚を手に入れられたのは彼らの力があってこそのことです。そういう意味では甥と姪にはひたすら感謝しています。
それまではひたすら人の目線と評価が気になって仕方なかったのですが、一年前にそれを手放したことで自分の人生は大きく変わりました。自分にとって本当に必要な人間関係だけが残っていって、あとはきれいにいなくなりましたからね。これも自分の中ではとても大きな出来事でしたね。
「もう世の中全員から嫌われてもいいんで、好きにしてしまえ」というふんぎりがついたのもたぶん甥と姪は自分の味方（本人たちが本心でどう思っているかはさておいて）だという安心感が自分の中にあるからこそ、ですね。
おかげで今はかなり自由な感覚が手に入っています。一人になっても大勢でいても不安になることはほぼなくなりました。どんな場所にいても自分のしたいことがほぼできているので、他人のことに対して過剰な興味を示さなくもなってきました。そういう意味では恋愛とか結婚に対してポジティヴな感覚もないかわりに、ネガティヴな印象も薄まりつつあります。いってみたらニュートラルな感覚でいられていると思いますね。
正直、今の自分であっても、すぐに人間のことを好きになれるかといったらかなり難しいことには違いありません。自分から「近づくな」オーラを発していることも多々あります。最近は意識して緩めるようにはしてますけど、かといって興味のない話題や、自分とは関係なさそうな話題にはこちらから交わらないようにしてますからね。
具体的に言うと、自分話をしている人の話には決して入らないようにしています。カウンセリングの現場で、お金が発生していれば、聴くことは決してやぶさかではありません。しかしそうでない場で、自分語りなんか聞いていても面白くないし、興味もないです。「そんなに自分をわかってもらいたいかなあ」とは思いますし、その気持ちはわからないでもないですが、でも意識してそんな人には興味を持たないようにしています。
私は今のことろ結婚も恋愛もしていないので、最後は野垂れ死ぬつもりではいますが、甥と姪だけは、多分私の死に際に少しくらいは悼んでくれるのではないかと、それだけはほんの少し期待していますけどね。
