怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ(105) くたばれ!心理カウンセラー2(5)
今回はカウンセラーというよりカウンセラーにまとわりつく人間の話をしたいと思います。
私が好きなマンガ「じゃリン子チエ」という作品にこんなセリフが出てきます。
「客は店選べるけどな。店のもんは客選んだりできへんねん」
確かに店がお客を選ぶのは困難です。実際営業マンやコンビニ勤務時代に身をもって経験しているだけに、この言葉の重みは十分理解しているつもりです。
特に最近は「自分が神様になったつもり」のクレーマーが引き起こす事件が目立つせいか、店もお客を選ばざるをえない状況になってきていますね。でも実をいうと商売は売る側も買う側も立場は対等なんですね。この原則を忘れてしまうと、トラブルになるわけです。
通常のお店の場合「お客が悪い」ですむ話ですが、カウンセラーの場合少し事情が変わります。トラブルに繋がるクライエントをなぜ自分が引き寄せてしまうのか、という内省が必要な場合もあるからです。
問題が自分の外にあると考えた場合、結果的に原因を人のせいにしてしまいがちになります。しかし、カウンセラーを名乗る以上、他人を変える前に自分が変わることを目指すべきだと私は考えます。そもそも他人を変えるためにカウンセリングするのはお門違いもいいところだし、自分が変わろうとしないで、人様の変化を支援するなどおこがましいのではないでしょうか?
ということで、近々にあった私の問題は、お金でした。自分がお金に関して問題を抱えていたり、けちったりしていると、同じようなクライエントを引き寄せてしまいます。つまり自分と同じようにケチなクライエントを呼び寄せてしまうのです。しかしそれはそのクライエントさんに問題があるというよりは、ケチっている自分に問題があると考えたほうがいいでしょう。であるならば、そういう人を遠ざけるためには、そうしたらいいか、というと、自分が変わった方が楽なわけです。
そもそも来てほしくないお客を一から私の信条にあうように変えるのは骨もおれるし、自分により価値を見出してくれる人と仕事した方がより楽しいに決まっています。仕事というのは正直趣味ほどやりたいものではありませんが、しなければならないものにしてしまうと、もう毎日が苦痛で仕方ないわけです。仕事もできたら自分がしたいことをしてみたいものです。そのためには自分の中にある問題を解決し続けていかないといけないのではないだろうか、と私は思っています。
ちなみに件のじゃりン子チエではこんなセリフもでてきます。
「続けるちゅうことがえらいんや。肩書きはどおでもええ」
ということで、これからも私は自分の問題と向いあっていこうと思っています。