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怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ(9)私がワンピースをキライな10の理由その9

2018/03/26

年齢を経て完成される?

このブログは基本自分が毒吐きたくて書いてます。毒は自分の中にためておくと、だんだん大きくなっていってある日、暴発します。今回も私の「毒吐き」にしばらくお付き合いいただこうかとも思います。

人間というのは、別に年齢を経て完成されるものではなく、若かろうと老いていようと人格の高い人は高く、そうでない人はたとえ地位的に偉くても、低いものだと私は考えています。しかしそれはぱっと見ただけではなかなかわかりません。

でもある程度付き合っていったり、話をしてみたりすると、なんとなくわかってくることはありますよね。もしかすると中にはパッと見ただけで、オーラが全然違う人もいらっしゃるのかもしれないですね。

現実世界で自分の人格を説明することというのはそうそうありませんが、物語となるとそうはいきません。話の持っていき方次第では、簡単に説明できないこともあったりしますけど、例えば年齢に似合わない風格を感じさせるのであれば、それをにおわせるとか、表現の仕方はいろいろあると思います。

 離れていくかどうかは・・・

ワンピースのルフィはウィキペディアによるとこんな人物らしいです。

ワクワクするような冒険が何より大好きで、夢・信念・仲間のためなら死をも恐れない。自分にはない仲間の個性で航海が出来ている事を強く認識しており、仲間のことを誰よりも頼りにし大切に思っており、仲間からの信頼も厚い。同時に自身が強くなる事で仲間や友達を守り、大切な人達が離れて行かないようにと心掛けている。抜群の行動力・好奇心を持ち、行動と考えを馬鹿にされることがありながらも、作中屈指の大物たちには器が大きいと認められ、出会った人間の多数から無類の好感を抱かれ、世間からも次第に懸賞金の高さで一目置かれるまでになる。また、海賊王ゴール・D・ロジャーを知る者からは「ロジャーに似ている」と度々感じ取られている。ミホークは、次々と他人を味方に付けるルフィの力を「この海において最も恐るべき力」と称している。ルフィにとっての海賊王とは偉い者や支配者ではなく誰よりも「自由」であることであり、海賊として名を上げることには執着しない。

これでひとつ気になったのが「大切な人が離れていかないように」というくだり。仲間を守るためならまだいいのですが、違和感を感じたのは「離れていくかどうかはその人の問題であって、自分がどうこうできる問題ではない」からですね。自分が強くなったところで離れていく人は離れていくし、それが道を究めようとすればするほど、どんどん周りからは浮いて行ってしまいます。そこまでやってもなおついてくる人間は、もしかしたら仲間と呼べるものかもしれません。もしかするとそれこそがルフィの弱点かもしれないし、そこを描いた描写もあるのかもしれません。

 繋がる人は自分が選べる

でも最終的に一人になったとしても、それは自分のありかたに問題があるからだし、やりたい先にそういう結末があったとしたら反省はするだろうけど、でも後悔はしないだろうな、と私は思っています。

もしかするとそれは、他人によって一人にさせられたのではなく、自分が望んで一人になったからかもしれません。実際ブログ書いている時の私は怖いくらい「近づくなオーラ」出しているらしいですし、人といる時でも自分の世界にいることがありますしね。

昔は「それじゃいけない」と思い込んでいました。だから過分に人と繋がろうとして自分が不愉快になっていたのです。でも繋がる人は自分が選べるのです。つるみたくない相手は切ればいいだけの話。自由のない繋がりを維持するために自分を犠牲にするならば、それはもはや自由でもなんでもありません。ですから、多少なり引きずりはしますが、離れていく人間は引き止めません。それでも離れずにいてくれる人間だけ大切にすればいいだけですから。

もしかするとルフィは孤独を知らないのかもしれません。あるいは知っているからこそ怖いのかも?とも想像しています。しかし、私は孤独も四面楚歌も数々体験し、生死の境もさまよいましたが、今ではこわさというか、見捨てられ不安は微塵も感じていません。むしろ見捨ててほしいくらいだし、嫌ってほしいのですが、意外とそうなると見捨てられもせず、嫌われてもいないのが不思議なのです。

だからこうして臆することなく、ワンピースを叩いていられるのかもしれませんね。

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