怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ(44) くたばれ!まちおこしその④
2016/10/28
私はここ数年、様々な起業セミナー、勉強会、講座などに出まくりました。しかし何一つモノにはなっていません。まあ、私なんかはていのいい劣等生だし、セミナー主催者や講師にしてみれば、上得意さまといった感じでしょうか?
私の場合、単純に講座に出て、習った知識を復習するだけでなく、ある程度自分の習慣化できるところまで落とし込まないと納得できないタイプなんで、同じ講座を何度も受講します。一度きりの場合は反復練習をひたすらやります。元々奴隷体質なんで、こういう負荷をかける行為は得意中の得意です。
しかしそうした繰り返しの中から生まれてくる気づきがあって、実は講座で習ったやり方よりもずっと自分にとっては大切なことでもあります。反復している間はとりあえず疑問をもちませんから、 ひたすら流れに任せていきますが、本当は自分がどうしたいのか?に気づいて、それが流れとは異なる場合は、流れにも逆らいます。当たり前です。自分のやりたいことは最優先したいですから、ほかのことなどには構っていられません。
そして今現在はその流れに逆らいはじめているところです。疑問を挟まずに続けてきたことが果たして自分のためになっているのか?自分のしたいことと乖離していないか?検証の段階に入っていると言っていいでしょう。そうして生まれてきたメッセージがくたばれ!だったのです。今まで我慢してきた分、「くたばれ!」という罵詈雑言をいい放つと実にスッキリしますね。
断わっておきますが、まちおこししたい人やカウンセリングしたい人は勝手にやっていればよいだけの話で、あなたがどうしたいか?までは私は感知しません。まちおこしもカウンセリングも世の中にあっていいものだと私は思います。しかし私には今現在、そこに牙をむく必然性があったというだけです。
牙をむくだけで、じゃあ完全にやめるのか?と言えば、そうではありません。自分の中で必要とするならば、やるし、やりたくなければやらない、というスタンスはこれからも続けていくつもりです。
私が習ってきたNLPという心理学では、ステートというものを最も大切にします。ステート(state)とは、状態,ありさま,様子 を意味する単語です。私は様々なやり方を色んな講座で得てきましたが、身についたのはステートだけでした。つまり実は手っ取り早いやり方よりも自分自身のありさまを無意識のうちに大切にしていたのかもしれません。ですから、やり方ありきで話をしてくる人の話はほとんど腑に落ちることなく、自分の実にはなりませんでした。
NLPではステートの良し悪しが上級に進むために最も必要とされます。実はステートの状態がよくないとよいパフォーマンスもできません。当然カウンセリングやコーチングなんかもできません。そして自分のステートをよくしていけるのも自分だけです。あなたのステートをよくできるのもあなただけだし、私のステートをよくできるのも私だけです。
従ってここまでの私の歩みは自分のステートを高めて、よりよい状態に自分を持っていけるためにあったと言っても過言ではないでしょう。ちなみに私は元々結果が出るまではかなり時間のかかることが多く、これも人によって千差万別です。
今までは愚直にやり方を変えないで「ありかた」のみを一直線に追求してきましたが、これからは自分のやり方を時々で見直しながら、少しずつすすんでいけたらと思います。そのための見直しとして、カウンセリングにしろ、まちおこしにしろ、盲信だけで進んでいくことのないようにしたいと私は思っています。でないと、一時的にステートが安定したとしても根本的な問題解決にはならないからです。