[アニメ感想] 2020年冬アニメ完走分感想文 マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝
願いの成就とひきかえに、人知れず戦い続ける魔法少女たち。
しかし環いろはは、自分の願いを忘れてしまっていた。『魔法少女になった時、私は何を願ったんだっけ？』
日常の中にぽっかりと空いた穴。
失われてしまった大切ななにか。
理由もわからないまま、戦いつづける毎日……。そんなとき、魔法少女たちの間で噂が流れはじめる。
『神浜に行けば、魔法少女は救われる』
魔法少女とウワサの集まる街、神浜市。
失われた願いを求める、環いろはの物語がはじまる――。(あらすじは公式HPより)
意識が散漫になって
スマホゲームが先にあって、それをベースにしたアニメ。個人的には魔法少女まどか★マギカ本編は、リアタイ視聴ではなかった分、一分たりとも目が離せず一気見した口。もちろん映画も劇場で全部みている。が、ゲームのマギアレコードについては全く予備知識がなかった。
そのうえでマギアレコードを見ると、ストーリーがあまりにも弱く、後付け設定がご都合的過ぎとしかいいようがない。
ぶっちゃけ何か作業しながら見ているともう何がなんだかわからなくなるんだけど、手を止めて画面に集中しようにもすぐ意識が散漫になってしまって、何も入ってこない。本家まどマギとはここからもう似て非なるものになっている。
設定やキャラを全く活かせてない
アニメ版マギアレコードの悪い点は、まどマギの設定やキャラを全く活かせてないところ。はっきりいって今期最大の期待外れアニメになってしまった。確かに劇団イヌカレーの監修の元作成される、一見で分かるこの何とも言えない不思議空間はマジでかっこいい。開始１秒で認識できるこの雰囲気を味わえるだけで幸せだとも思う。
けど話が複雑すぎるというか、登場人物が多すぎてまとまりそうな感が全く無い。当然１期では収まらず。２期に続くというエンディングに。本家まどマギが13話であれほど壮大な物語をこちんと終わらせたのとはあまりに対照的。
この広げに広げた風呂敷を二期ではどうたたむんだろう。一応追っては見たいけど、あまり期待できないかなあ。まどかマギカを見ていた人にとっては、かつての見滝原市の魔法少女達の客演はうれしいところだけど、初見の人にはあまりにわかりにくいし、正直見なくてもいいかもしれないとさえ思ってしまった。
