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[映画鑑賞記] 騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!

地球には、恐竜たちの時代があった。
6,500万年前、古代人類である“リュウソウ族”は、仲間の恐竜=騎士竜とともに、兇悪な戦闘民族=ドルイドンと戦っていた。 だが、地球に巨大隕石が衝突。これに伴い、ドルイドンは宇宙へ脱出したが、 リュウソウ族は騎士竜たちを世界各地の神殿に封印した。 時が流れ、再び地球に襲来したドルイドン。これに立ち向かうのが、リュウソウ族の5人の騎士たち。 その名も、騎士竜戦隊リュウソウジャー!
コウ、メルト、アスナ、トワ、バンバの5人は騎士竜の力で“竜装”し、「正義に仕える5本の剣」として、今日も戦い続けている――。
スーパー戦隊シリーズ第43作として登場した本作の夏の劇場版、
『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』では、
地球に巨大隕石が衝突した6,500万年前へ、リュウソウジャーがタイムスリップ。
本作の「エピソード0」というべき壮大なストーリーが語られる。
6,500万年前、リュウソウ族と騎士竜たちに何があったのか?
巨大ロボが活躍する特撮シーンも、劇場版に相応しくスケールアップ。
驚きと感動の詰まった一大巨編がここに誕生する!(東映HPより抜粋)

話の内容は全くない

いや~、ここ最近戦隊&ライダーの夏映画が低調な出来になっていて、正直見に行くのもどうかと思っていたけど、今年は輪をかけてひどかった。そもそも本作、そして「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」ともタイムスリップモノという工夫も何もないラインナップで、しかも内容的に見ごたえがない。

まだリュウソウジャーの方が時間が短い分、退屈しないで見ていられたのだが、そもそも6500万年前のリュウソウ族とリュウソウジャーが時空を超えて交流する。マッドサイエンティストと化したたちを止めようとするユノに加勢する以上のことは劇中では起きない。

話の内容は全くないし、ゲストの存在理由もわからない。せっかく特撮愛にあふれた佐野史郎さんを出してきて、敵役感が皆無というのも正直どうかと思う。テレビシリーズではあれだけ引っ張ってるガイソーグ誕生の話が出てきたのに、一切突っ込まないのも問題。

 

アラが多すぎる

時間がタダですらないのに、コウたちが何度もタイムスリップを繰り返し、場当たり的に戦っているのもどうかと思う。あまりに行き来する頻度が多いし、そんなにタイムトラベルしていて未来に何の影響もないとか杜撰すぎる。30分で完結する映画のテーマとしては、タイムスリップというのはちょっと尺が足らなすぎると私は思う。

とにかく、コウが帰ってきた理由が全く納得いかないし、どうにもにもアラが多すぎるのが目に余る。強いて見どころがあるとしたら、仮面ライダービルドで鮮烈な演出を見せてくれた上堀内監督が、今回も素晴らしい映像美を表現していることくらいか。

それだけにシナリオはもうちょっと練られなかったのかなあという気はする。道路事情の関係で上映開始時間を過ぎて入場したんだけど、見てない数分をもう一回見返そうという気にはなれなかった。本当に残念である。

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