[アニメ感想] 2018年秋アニメ完走分感想文 うちのメイドがウザすぎる
母を亡くし父と二人で暮らす小学生女子・ミーシャ。そんな父子家庭にやってきた新人家政婦は、やたらマッチョな上に三度の飯より幼女が大好きで...!?闘う変態家政婦VSロシア系小学生のほっこりしない系ホームコメディ!!(あらすじは特設HPより)
表現がくどすぎる?
「アニマエール」共々二本の作品を送り込んだ動画工房の日常系ギャグアニメ。キャッキャウフフを「アニマエール」に全振りした分、設定とキャラクターの面白さで引っ張ろうとした感じはある。
もともと原作漫画からして「幼女と筋肉とかわいい動物をこよなく愛する」原作者の趣味嗜好が強く反映されているわけだが、少し表現がくどすぎる感じがわたしにはしてならなかった。
鴨居つばめのウザすぎるメイドっぷりは病的レベルで時々笑えなくなるし、そのつばめにまとわりつく鵜飼みどりのどMっぷりも、あまり繰り返されると「ひいてしまう」ので、つくづく見せ方は大事だなあ、と思わざるを得なかった。
綺麗にまとまっていたが
しかも、ラスト2話で締めを意識したせいか、話がシリアスな方に行きすぎて、いつもの日常に戻ってもなかなか笑えないというハレーションまでおこしてしまった。原作の場合、アニメより長いスパンでストーリーを作ることができるが、深夜アニメはそういうわけにもいかない。
ストーリー的に決められた話数で終わらせないといけない縛りがあり、ある意味仕方ない部分はあるとは思うのだが、日常がど変態なことしているキャラクターが実は…という形で「裏」を語られたとしても、あまり感動したり、笑えたりできないというのが正直ある。
たしかに綺麗にまとまってはいるんだが、多分この状態で二期があっても以前よりは笑えないだろう。そういう意味では、一期だけで終わって正解な作品だったかもしれない。クオリティに関しては文句がなかっただけに、少々もったいない気がしてならなかった。