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[アニメ感想] 2018年夏アニメ完走分感想文 はねバド!

2018/10/20

インターハイを目指す、県立北小町高校バドミントン部の軌跡を描いた、マンガ「はねバド!」(濱田浩輔/講談社『good!アフタヌーン』連載)が待望のアニメ化!!

運動神経抜群だが、なぜかバドミントンを避ける1年生「羽咲綾乃」。

日本一を目指し、日夜練習に明け暮れる3年生の「荒垣なぎさ」。

部を支える仲間やコーチ、そして個性溢れるライバルたち。

超高速で舞う羽根(シャトル)に想いを乗せて、青春バドミントンストーリー開幕!!

(あらすじは公式HPより)

感情移入しにくい綾乃

はるかなレシーブがスポ根要素少なめだとしたら、はねバド!はスポ根寄りな作品だったと思う。図式的にはバトミントンの名選手だった母親の「英才教育」を受けた主人公・羽咲綾乃の物語である。

が、いかんせん綾乃が主人公としては感情移入しにくいキャラクターなもので、特に途中からバドミントンで、自分を捨てた(と、綾乃が思い込んでいる)「お母さんを捨てる」と言い出した時にはさすがに視聴継続は厳しそうだなと思い、実は一回観るのをやめてしまった。

しかし、あらかた夏アニメを見終わった時点でなぜか最後まで見てみようという気になって、残り4話を一気見した。

その結果、原作ではより細かく描かれていたであろう綾乃と、バトミントン部の人間関係や、決勝で綾乃と対峙する荒垣渚のドラマなど、見るべき点はいろいろあった。

ドラマを掘り下げるには・・・

ある程度年齢を経ても親から充分な愛情を受けて育っていない子どもが、大きくなっても中身は子どものまま、という話は現実にもあることだけど、ワンクールという時間の中では、母と娘との関係性や、ライバルとの関わり合いを完全に描写するのはさすがに難しかったといわざるをえない。

もう少し深くドラマを掘り下げるにはいかんせん時間が足らな過ぎたというのが正直なところだし、本人が望む望まないは別にして綾乃が、バトミントンを母親との関係性を修復するための道具にしていた点もしっくりこなかった(これは後々変化していくところではあるだろうけど)。

やっぱり第一期を見る限りでは、綾乃より荒垣の方が人間的に魅力的だったし、何より綾乃があれほど執着する理由が希薄だったため、肝心の羽咲親娘の関係性が物語の中か見とれないのは本当に痛かった。

なまじ作画もよかったし、題材としては大変面白かったので、続きがあるならみてみたいところだけど、果たして続きを見られる日が来るのかどうか・・・・

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