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[アニメソング] アニメ的音楽徒然草 The real folk bluce

よせあつめブルース

今回は「カウボーイビバップ」のエンディングテーマ曲「The real folk bluce」をご紹介します。「カウボーイビバップ」は98年にテレビ東京系で最初に放送されたアニメでした。ウィキペディアによると

2071年の火星を中心とした太陽系を舞台に、おんぼろ宇宙船「ビバップ号」に乗って旅する賞金稼ぎのスパイク・スピーゲルら乗組員の活躍を描くSFアニメ作品である。粋な台詞回しやクールな映像などが特徴。本筋はハードボイルドタッチだが、話数によってテイストが異なり、サスペンスやホラー、メカアクション、ドタバタコメディ、サイバーパンクなど振り幅が大きい。

という感じのアニメでした。放送時はルパン三世に酷似したという評価が多々ありましたが、渡辺信一郎監督は、松田優作さん主演の「探偵物語」をモチーフにしていたそうです。

しかし、当初テレ東で放送されたときは、放送枠が13話しか確保できず、全26話がぶつ切り放送されるという形で放送されました。ウィキペディアによると、

テレビ東京版最終回である総集編「よせあつめブルース」は、これらの規制・カットに対する抗議をメインキャラクター達の独白という形で吐露したもので、通常の総集編とは異なり、物語自体にはほとんど言及していない。エンディングは「THIS IS NOT THE END. YOU WILL SEE THE REAL "COWBOY BEBOP" SOMEDAY!(これは最終回じゃない。いつか本当の「カウボーイビバップ」を見せてやる)」という挑発的なメッセージで締めくくられている。これは2015年現在でも再放送されておらず、DVDなど映像ソフトへの収録も行われていない。

とあります。


実はこの時期、非常に仕事が多忙な上に、その後もタイミングを逃しまくって未だにカウボーイビバップは劇場版含めて完全にはみておりません(笑)その割には同じ回を何度も見ていることもあり、どの回を見逃していたのか、自分でもわからなくなっています。

テレ東版最終回は録画したビデオテープがあるはずなんで見ようと思えば見られるのですが、これもなんとなく時期を逸してしまいました。

泥の河につかった人生

カウボーイビバップといえば、オープニングテーマ曲であるザ・シートベルツの「TANK!」があまりにも有名です。インストゥルメンタルを大胆に起用したオープニング、しっとり聴かせるブルースを配置したエンディングはオトナのムード満載で、カウボーイビバップが一貫して「攻めの姿勢」で作られた作品であることを象徴していると私は思います。

The real folk bluceを歌う山根麻衣(現・麻依)さんは、菅野よう子さんと共に数々のアニメ作品に関わっており、カウボーイビバップのほかにも、天空のエスカフローネや、マクロスプラスなどで、彼女の歌声を聴くことができます。また、ザ・シートベルツのメンバーとしてもライブに参加されてもいます。

The real folk bluceが印象的なのは、「泥の河につかった」人生も悪くはないと言っている歌詞ですね。泥の河というのは、思い通りにならない人生を指しているように、私は思います。

そしてそんな人生が「一度きりで終わるなら」と言うフレーズで歌詞は締められます。カウボーイビバップの主人公たちはそれぞれ脛に傷もつ身であり、それが折に触れてストーリーの中で語られていきます。

だからこそThe real folk bluceはエンディングとしてふさわしい曲だと私は思っています。The real folk bluceは、他にも歌詞の端々がいろいろ突き刺さる名曲であることは疑いないですね。








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