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[アニメソング] アニメ的音楽徒然草 シ・ネ・マ

2018/06/21

今回は高橋留美子作品の金字塔である「めぞん一刻」のアニメ版エンディングテーマ、ピカソの「シ・ネ・マ」をご紹介します。

ピカソは1984年デビュー。1995年に活動を停止してますが、2000年より活動を再開しています。リーダーでボーカル&ギター担当の辻畑鉄也さんは山口県宇部市出身です。

さて、めぞん一刻は、高橋留美子作品初の青年漫画誌(ビッグコミックスピリッツ)連載作品です。私は連載開始時、少年サンデー連載の「うる星やつら」にハマりまくっており、当然めぞん一刻にもハマっていったのです。

しかし、当時私は高校生で、しかもまだ青年漫画週刊誌というものが創刊されはじめた時代でもありました。特にビッグコミックというのは、私のような高校生には敷居の高い「大人の雑誌」でした。

今でこそ青年漫画誌というのは1ジャンルとして定着していますが、めぞん一刻連載当時は高校生ごときが気軽に読めるものではありませんでした。

そこで毎週本屋で読むにはハードルが高いめぞん一刻を手に入れるには単行本しかない!というわけで、待望のスピリッツコミックスが創刊され、めぞん一刻の一巻が発売された際には、市内中を駆けずり回り、ようやくKioskの一角に一冊だけあった第一巻を手にしました。この時の感動は未だに忘れ難い思い出になっています。

さて、そんなめぞん一刻は、うる星やつらの後番組としてアニメ化されました。今でこそめぞん一刻=「悲しみよこんにちは」というイメージがあるかと思いますが、本放送当時はそこまで評価は高くありませんでした。

そして来生たかおさんの「あした晴れるか」から引き継いで登場した2番目のエンディングが、ピカソの「シ・ネ・マ」だったのです。

来生たかおさんや斉藤由貴さんはめぞん一刻に寄り添うにはあまりにオーラが強すぎたのではないか、とわたしは考えているのですが、ピカソは作品に寄り添えるという意味ではより適任だったのではないでしょうか。

その証拠にピカソは、「シ・ネ・マ」の他にもビギン・ザ・ナイト、ファンタジーと実に3回もエンディングを担当しています。実際今聞いても大人のムード漂うピカソのエンディングは実にめぞん一刻との相性もバッチリだったのです。

同時期に放送されていたシティーハンターにTMネットワークが欠かせなくなったように、めぞん一刻にはピカソの名曲が欠かせないものでした。

こうした大人のイメージがある歌は昨今のアニソンとは相性がよくないのか?後々歌い継がれた「GET WILD」や、「悲しみよこんにちは」に比べると、ピカソの歌が時代と共に、いろんな歌い手に受け継がれなかったことは、私的には大変残念でなりません。

昨今のアニソンらしさはないかもしれないけど、でも名曲には違いない。それが私の中での「シ・ネ・マ」なんですよ。

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