[アニメ感想] 2017年冬アニメ完走分感想文 うらら迷路帖
2017/06/25
物語の舞台は「うらら」と呼ばれる占師が住む迷路町。うららを目指す少女たちは、夢を抱いてこの町の門をくぐっていく。主人公・千矢は、15歳の誕生日に迷路町へと足を踏み入れる。そこで出会った3人のうらら・紺、小梅、ノノと一緒に楽しいうらら見習いの日々を送る。(あらすじはWikipediaより)
今期、BSでは週末の癒しとして毎週楽しみにしていた。やはりキャラクターがよくできていて、彼女たちの楽しげな雰囲気が日常系のよい部分をかなり担っていた。
それだけに、後半の謎展開はいらなかったように思えてならない。不穏な陰をちらつかせた割にあまり伏線として生きていないため、本筋である仲間と協力して進級試験をのりこえていく終盤のストーリーがボヤけてしまった。
かえすがえすもそのあたりは残念で仕方ない。
絵の出来はとてもいいし、キャッキャウフフのまま、初志貫徹してもらえたらよかったのだが、うららという独自性も今ひとつ上手くいかしきれてない感じがしたし、そこは伏線の回収のまずさとも相まって、うらら迷路帖を名作にし損ねた要因ではないか、とわたしは思っている。