[プロレス読書感想文] プロレススーパースター本列伝 1000のプロレスレコードを持つ男 清野茂樹のプロレス音楽館

[プロレス読書感想文] プロレススーパースター本列伝

プロレススーパースター本列伝 1000のプロレスレコードを持つ男 清野茂樹のプロレス音楽館

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間接的な接点

こちらは2017年刊行になる、おそらくプロレス入場テーマ曲のみに絞った単行本としては初となるであろう本である。

著者の清野アナとは間接的な接点があり、それは広島FM時代に遡る。

もちろん出演する側と、ラジオリスナーという立場の違いはあるわけだが、ここは敢えて「接点」という表現を使いたい。

魂に火がついた

実はプレッシャーの人脈で、当時清野アナが放送されていた音源を聞かせてもらったことがあったのだ。

時代がずれているため、同じく広島に住んだ経験がありながら、清野アナがいた時代の広島FMは聞いていなかった。

だが、中途半端な田舎のプロレステーマ曲マニア(しかもコレクターですらない)の魂に火がついたのは確かである。

今日は一日プロレス・格闘技テーマ曲三昧

「1000のプロレスレコードを持つ男」にも書かれているが、次に清野アナと接点ができたのが、NHK FMで2019年9月に放送された「今日は一日プロレス・格闘技テーマ曲三昧」になる。

この情報もプレッシャーの東京会員で、NHK FMの愛好家である人間が教えてくれた。

情熱には舌を巻いた

おかげで完全ではないが、当時の放送が今もMDで実家に残っている。

この時、清野アナが広島FMを辞して、まさかの単身上京していた事を知るわけだが、その情熱には舌を巻いたものだった。

噂だけの存在

そして、この番組出演が現在も続くラジオ日本「真夜中のハーリー&レイス」につながっていくわけである。

ただ、残念ながらこの時期は私が体調不良で、ラジオから遠ざかっていて、噂だけの存在になっていた。

ずいぶん後の話

「真夜中のハーリー&レイス」と正式に出会うのは、radikoのプレミア会員になってからで、ずいぶん後の話になる。

さて、プロレステーマ曲マニアを自認する人間の一人として改めていおう。

まあまあ珍しい方

プロレステーマ曲マニアとは、コレクターとしても、趣味としても非常にマニアックであり、プロレスファンの中でもマイノリティな存在である。

実際地域で同好の士にはまずお目にかかれないし、先に述べたプレッシャーでもまあまあ珍しい方である。

上には上がいる世界

「1000のプロレスレコードを持つ男」にも登場する小島記者ももともとはプレッシャー出身なのだが、在籍期間が被らないため、幸か不幸か接点はない。

とはいえ、プロレス界というのは突き詰めれば、上には上がいる世界で、それは決して苦にはならない。

、嫉妬より敬意の方が上回る

なぜかというと自分の知らない知識を知り得るチャンスがあるわけなのだ。

これにワクワクしない人間はいないだろう。

多少の嫉妬はするけれど、やはり懸けた労力を考えたら、嫉妬より敬意の方が上回るのだ。

執念が描かれた渾身の一冊

「1000のプロレスレコードを持つ男」は、まさにプロレステーマ曲マニアの執念が描かれた渾身の一冊である。

対談のメンバーには、「昭和プロレステーマ曲大事典」の著者・コブラ氏も重要なキーパーソンとして登場している。

そして、幻のテーマ曲を探索する中で名うてのレコードコレクター、DJ、アーティストがこれでもか、と登場してくるのも凄い。

情念を端々から感じられる一冊

それぞれがプロレスという括りなしに純粋に曲と向かい合うマニア魂に震えがくるのである。

そうしたマニア・コレクターの姿に魂を揺さぶられる。これは、プロレスラーがリングの上で魅せるプロレスそのものではないか!

「1000のプロレスレコードを持つ男」は、「プロレステーマ曲というものに少しでも興味を持ってもらいたい」という清野アナの情念を端々から感じられる一冊になっている、と私は思っている。

プロレス読書感想文
プロレス読書感想文について 私が感じた事を書いている プロレス読書感想文は、読んで字の如くプロレスにまつわる本を読んで私が感じた事を書いてます。 今のところ活字本が中心になっていますが、いずれコミックなどに広げていけたはいいな、と思っていま






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