[介護] それでも生き永らえた!生命力イラストを描いているcocoroharadaの由無し事ブログ〜両親の介護と自分の人生①
2019/06/10
令和一発目に
6月になりました。令和があけてからはまだ一月ですが、2019年はすでに半年が過ぎ去りました。自分的にはあれこれあがいたり、立ち止まったりしながら、生きていますが、どうも最近「壁」のようなものを感じて仕方ないので、今回はその話です。
両親がデイや訪問介護に慣れてきた5月下旬、事は起こりました。週に一度来る看護師さんが、父の手術痕にしこりのようなものがある、と言ってきました。
早速近所のかかりつけ医に診てもらうと、手術した病院で診察してください、ということでした。先生から紹介状を書いてもらい、後日手術した病院で診察していただいた結果、腹壁瘢痕ヘルニアという診断がおりました。
腹壁瘢痕ヘルニアというのは、
腹壁瘢痕ヘルニアは腹部の手術の合併症のひとつです。おなかの手術の傷跡(瘢痕)は、傷がない部分と比べると弱く、この部分から内臓が皮膚の下に脱出する病気です。おなかの表面がふくらんで見えることが多く、力を入れるとふくらみが大きくなります。腹壁瘢痕ヘルニアは自然に治ることはありません。日本では年間に1万人弱の方が腹壁瘢痕ヘルニアの手術を受けています。(出典元・東京ヘルニア日帰り手術執行センターHP)
とありました。
モヤモヤと自分の人生
要するに原因がわかっても手術以外の対処法がないわけです。しかし、自身が高齢という事と、とりあえず位置的に小腸や大腸が飛び出る確率は低いと先生はおっしゃっていたこともあり、手術はしないという事で一旦幕引きとなりました。
しかし、体型が変化した場合、確率は変動するわけです。今はまだ心配なくてもいつどうなるかわからないのです。三日間潰して何も問題解決しないまま、北九州に帰る羽目になったもので、ずっとモヤモヤしているわけなのです。
たしかに早急に手術の必要性がなく、高齢という条件を考慮すると、手術を回避する選択肢もなくはないのです。とりあえず起きるかどうかわからない事ではくよくよしないようにしているので、北九州にいるうちは考えないようにしています。
モヤモヤといえば、父の診断の件もあり、小康状態のうちに自分の人生のことを考えてみる気になりました。何より最近実家に電話しても父が「あんた、誰?」というくらい息子の声がわからなくなってきているという点も大きかったですね。
というわけで、こそこそパートナー探しなんぞをこの年齢になってはじめてみたわけです。私は主にマッチングアプリを使ってお相手探しをしてました。なぜそうしたか?というと、リアルに周りから攻めるのに自信がなかったからです。アプリでは、これは!という方にもアプローチしてみましたが、今回もなしのつぶてでした。よしんば反応あっても業者だし。
マイナス地点からスタートした
これにより、下手な鉄砲数打ちゃあたる、式では成果がでにくいので、こういうことにもペルソナが必要じゃないか?と思うようになりました。ペルソナを考えてみることで身近な方も含めて視野も広げられそうだとおもえたのです。
ペルソナは何もマッチングアプリをやるために必要なわけではありません。もともと人間嫌いだった自分が、人間を好きになりはじめて、ではどういう異性がタイプなのか?ということを自分自身で認識するために必要になってきたからこそなんです。
つまり、人間嫌いというマイナス地点からスタートした私が、通常の人間と同じゼロポイントに近づいたから、普通の人なら自然に自覚しているであろう「好み」や「タイプ」をわざわざ可視化していく必要があるわけです。
はじめからできている人には「なんで?」と思うかもしれません。しかし、他人よりマイナスからスタートしている私のような人間は、一般的な流れでは恋愛することすら難しいということなんですね。自分でも正直めんどくさいとは思いますが、これが現実なんです。
さらに自分も2018年に大病したため、心細くなったことも大きかったですね。しかし、相手に介護の手伝いは求めていません。それは私の仕事ですから。ただ、一人で戦っていると、どうしても精神的に限界があるので、その時だけ支えて下されば、と淡い期待をしつつ、日々過ごしているのです。
プロレスだって、3wayとがを除けば、一対一だったり、タッグや6人〜10人タッグてのがあります。私のように時間無制限で1対2のハンディキャップマッチなんてプロレスラーだってやらないんですよ。ましてやそうじゃない一般市民の自分には結構堪えます。やはりローンバトルするより、コーナーに味方が控えていた方が心強いに決まってますものね。