怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ(215) 最終章「引き算の生き方」⑫
可視化してみてもらうため
長い間続けてきた当ブログの役割もそろそろ終盤に向かいつつあります。最後はここまで気づいてきたことで、私の何が変わり、どこへ向かおうとしているのか?そして、最近私が提唱している「引き算の生き方」とは何かを可能な限り説明したいと思います。
さて、個人的にはまだまだ生きるつもりではおりますが、このまま私が死ねば、自分の中に蓄積された知識や体験は受け継がれることなく、灰になります。まあ、それではさすがにちょっと切ないと思うようになったため、生きていた証をなんかの形で刻めないかという思いで、これまでブログを書いてきました。
これはプロレスブログにしても、アニメのブログにしても、映画のブログにしても同様です。いずれもレンタルサーバーを借りているので、お金が尽きればいずれなくなりはしますが、パソコンなどに文章の元は残しておくつもりなので、私が死んでも公開は可能です。
最後は自分がこの世から引き算されるわけですが、私がいなくなっても世の中は普通通りに動いていきます。旅立った人を何度も見送っていると、いずれ自分の番が回ってくることは理解できます。
だからこそ、蓄積された体験や知識はなるべく可視化してみてもらうのが一番かな、と思うようになったのです。現実はまあ、お世辞にも見られているとは言い難いのですが、数少ない読者様に向けて暇をみてはひたすら書いてきました。
自分の中で積み降ろしたいもの
最初は自分の中にある不満をただただ叩きつけるだけでした。今考えるとこれも「引き算」と言えなくはありません。そして引き算しまくった結果、自分の中の問題はほぼ空っぽになったわけです。
当初は問題解決した後に、cocoroharada logは閉じる予定にしておりました。しかし、アニメとプロレスと映画以外にもう一つ、自分の中で積み降ろしておきたいものがあったことに気がつきました。
それがイラストです。絵を描くというのは、趣味の領域を超えて、私の日常になっています。私にとって「絵を描く」という行為は息をするのと同じくらい自然なことです。昔はこれがお金になれば幸せだと思っていましたが、ぶっちゃけお金になろうが、なるまいが、描いてる瞬間はたまらない充実感があります。ですから、割と絵で稼ぐ、という事には頓着していません。
ということで、カウンセリングや問題解決のブログとしての役割は今回で終わりますが、イラスト描きとして残していきたいものを記事にして、今後は描いていこうと思います。
実は、自分のスキルを活かして仕事にしようという気持ちもなくはなかったのです。実際2年寝たきりになったあとに、最初に名乗った肩書きは「イラストレーター」でした。
無職の人間の「無色」ではない作品
まあ、過去に依頼があったとはいえ、私が自称「イラストレーター」であることには変わりありません。ただ、プロのイラストレーターは、自分が描きたい絵だけ描いていれば良いわけではありません。クライエントの思い描くものを形にするという意味では、広義でイラストレーターもカウンセラーもそんなに差はないと私は考えています。
ただ、私は人のお手伝いをするモードになると、滅私奉公のスイッチが入るきらいがあり、これだと自分が楽になれないことがわかってきました。
だから、職業という枷を外して無職を名乗ることにしたのですが、これはこれで無職を名乗る理由をいちいち話さないといけないため、正直面倒くさいなあ、とは思ってきました。でも肩書きを考える苦労を天秤にかけた場合、まだ無職でいた方が楽かなとも思い始めています。
というわけで、次回からは肩書きがつくわけではありませんが、イラストのブログに変わります。無職の人間が描く「無色」ではないイタズラ描きをご堪能いただけたら幸いです。