怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ(204) 最終章「引き算の生き方」①
2018/08/18
潮目が変わるタイミング
長い間続けてきた当ブログの役割もそろそろ終盤に向かいつつあります。最後はここまで気づいてきたことで、私の何が変わり、どこへ向かおうとしているのか?そして、最近私が提唱している「引き算の生き方」とは何かを可能な限り説明したいと思います。
北九州に通うようになって体験した、大きな変化の一つにヨガとの出会いがあります。カウンセリングについては、心の面からアプローチして、問題解決に励んできましたが、身体に刻まれた記憶というのはそう簡単に抜けなかったのです。4年4か月もかかってたどり着いた答えがこれでしたからね。
そもそも私は長い間運動を医師から禁止されていました。ですので、気づいたのはいいんだけど、特別運動らしい運動もできなったので、ひたすら歩くことに特化して日々を過ごしていました。しかし体質的な問題もあって、どれだけ歩いても体脂肪が燃えるような実感もなく、あてどもない日々が続いていました。
ところが潮目が変わるタイミングが来たんでしょうね。2017年3月ごろに、当時通っていた医院の先生から「軽い運動」からということで許可がおりました。現在のヨガの師匠とも、時期は多少前後しますが、同じようなタイミングで出会い、潮目が変わる時期にヨガにお誘いいただきました。
自分で身体を動かすのは好き
もともと病に倒れる前はスポーツジムにも10年ばかり通っていたこともあり、いわゆる身体を動かすのは嫌いではありませんでした。ところが私が寝たきりになるタイミングでジムも倒産してしまい、そこから運動とは遠ざかってしまいました。
前の仕事がかなりタイトで不規則な仕事だったので、運動は不可避だったんですが、実際寝たきりになってしまったので、動きたくてもできなかったのです。
これは結構しんどかったですね。もともと私は体育が苦手で大嫌いでした。そこから自分で身体を動かすことは好きなんだという気付きに至ったという意味では、ジムとの出会いはとても大きなものだったんです。
ただ、ジムでは専門のトレーナーもおらず、自己流でやるしかなかったので、いつかきちんとした先生について指導してもらいたい、という希望は持っていました。そこへ来てのお誘いでしたから、これは天啓だと思い、体験入学したわけです。
しかし、最初はやはり運動から離れていたブランクで、今なら楽勝で出来るポーズでさえ、悪戦苦闘していました。そして、想像以上に自分の身体に余分な力が入りすぎていたことに、唖然とされられました。自分はリラックスしているつもりが、無意識のうちに身体を強張らせていたことに気付かされたのです。
より脱力できる人生
身体を強張らせて、長い間身を守り、習慣化させてきたことは、一朝一夕では解決できない課題として、今も取り組み続けています。おかげさまで以前ならできなかったことも、今ではだいぶんできるようになってきました。実はレッスンにはよく乳幼児を連れた親御さんも来られているのですが、赤ちゃんをみていると、もともと人間の体の可動域はかなり広かったんだなということにも気づかされました。
要は人間がもともともっていた資質を大きくなるにつれて、自分で手放していったわけですね。その結果、こり固まった身体を手に入れてしまい、様々な疾病の原因になっているという事態になってしまったのです。私も御多分にもれず、加齢とともに固い体になっていたというわけです。この無駄な力をほぐしていいくというのも、私が言う「引き算の人生」に合致すると思っています。
ヨガをはじめて1年くらいたつと、はじめた頃よりも明らかに体調が良くなっている実感があります。具体的には、
①痛みの軽減
②睡眠の質の向上
③脱力効果
の3つが実感できています。いずれも長い間、私を悩ませてきた課題だったため、これらが改善されていることは、私にとっては無情の喜びでもあります。もっともまだ道半ばという感覚もあるので、今後も自分と向き合って、無駄な力を入れずに済む。より脱力できる人生をおくるために、続けていきたいと思っています。