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怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ(122) 自分の問題と向き合うための10の闘い(12) 死にたい感覚②

わたしの母はよくこういう言い方をします。例えば私がすりむいて血を流していると「絆創膏を張らないと。布団が汚れる」というように。言葉通りだと私のけがを心配しているより 、布団が汚れることが心配なのか?ともとれます。さすがに50年以上生きていると、母なりに私のことを心配しているのはわかりますが、これが子どもの時分ならそこまで気がまわせたでしょうか?

母の言い方はむかしから一切変わっていませんし、ことある度ごとに、私より他人、私より物を大事にする発言を繰り返してきました。ですから、子ども時代の私は「ああ、自分の価値は布団以下なんだ」という刷り込みが自然と完成していったのです。たぶん、これが積み重なっていって、死にたい感覚になっていったのだと私は考えています。そうなると一朝一夕では片付きそうもありません。

大人の思考からすると、理にかなわない理屈ではあります。そもそも人とモノである布団を比較する物差しがないわけですからね。

このメッセージがとりこまれる要因としては、

①一回しか言われてないけど、インパクトがありすぎて焼きついた
②何回も繰り返し言われて刷り込まれた
③言われてないけど、自分の強い思い込みでとりこんでしまった。

私の場合は②ですね。上にあげた例は実をいうと子ども時代にいわれたことではなく、
ついこの間いわれたことなのです。ということは半世紀もの間、ずっと私は母の刷り込みを受け続けてきたのです。

対策としては自分なりに独立して、実家から出ればよかったんですが、また別に「長男は親の面倒を見るもの」という固定観念が刷り込まれていたため、独立する機会を失ってしまいました。したがって、子どものころからずっと刷り込み続けられてきたわけですね。こうなると単純に距離を置けばいいという問題ではなくなってきます。

結果、私は薬の力も借りることになったし、お医者さんの手助けも必要になりました。カウンセリングというのはその中の手段のひとつでした。この場合、私の問題の当事者は両親なんで、一番身近にいる家族が一番頼れないという状況においこまれたわけです。

心理面からのアプローチを長く続けてきたおかげで、自分の問題には気づきやすくなってきました、。しかし体に刻み込まれたメッセージをカウンセリングだけで取り除くには限界があったのです。心だけでなく様々な面からアプローチが必要になったときに、今まで自分がつながってきた人脈がはじめて自分の闘いにおいて有利に働いたとも考えられます。つながっていただいた皆さんには感謝以外の言葉が出てこないですね。











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