怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ(109) くたばれ!心理カウンセラー2(9)
2017/03/06
今回はカウンセリングと時間の話をします。
NLPを学び出して3年超、それまでの療法も合わせると結構な年月を心理学の学びに費やしてきました。これだけ学んでいると、知識をインプットするだけの方が、アウトプットするより楽だなとさえ思う時があります。
何でもそうですが、受け身でいる方が楽っちゃ楽なんですよ。なんだかんだ言って伝えるって骨折れますし、頭もエネルギーも使います。実はカウンセラーとしても受け身でいた方がダメージは少ないんです。
話聴く技術があると自分がダメージ負わずに、ある程度人の話を聴き続けることができます。興味なくてもある程度は受けられるテクニックもあります。それで問題解決のお手伝いができるならそれが一番楽です。
しかし、長い話をするということは長い時間を費やすことでもあります。それはお互いのためになりません。限られた時間を無為に過ごすのは仮に問題解決したとしても、あまり有意義とはいえないのではないでしょうか?最近わたしは特にそう思うことが多くなりました。
では限られた時間を有効に使うためにはどうしたらいいでしょうか?私はそのために心理療法があると思ってます。貴重な時間を短縮し、より効果的に問題解決のお手伝いができると、相談者の方にも、相談を受けるカウンセラーにも得になるはずです。
傾聴というのは療法のひとつではありますが、ぶっちゃけいうと受け身の技術みたいなもので、自分が怪我しないために必要最小限身につけておくべき技の一つと私は考えています。
私がやっているカードセッションは、この時間短縮に関しては非常に効果を発揮します。いたずらにお金と時間をかけないで問題解決に行き着きやすいので、懐にも優しいと自負しています。
NLPを習う前のカウンセリング技術だと、一本が30分から60分、下手すれば2時間かかることもザラでした。それはそれで悪くないのですが、体力的に自信がない私には結構ハードルが高い仕事だったわけです。
メンタルコーチングファシリテータ―50名によるカードセッションにて「平均33分」のカードセッションで、興味深いデータが出ています。
メンタルコーチングファシリテータ―50名によるカードセッションにて「平均33分」のカードセッションで、
●ストレス値約44%減少!
セッション前のストレス値平均6.98がセッション後には3.92に●自己効力感が約46%上昇!
セッション前の自己効力感平均4.94がセッション後には7.2に●モチベーションが約32%上昇!
セッション前のモチベーション平均5.5がセッション後には7.28にとなっています。これらの数値はカードセッションの1つの指標に過ぎないという見方もありますが、なかなかすごい結果になっているのではないでしょうか?
ちなみに私がやったカードセッションは2時間でしたが、時間内で三つの課題が浮上し、いずれもクライエントさんがクリアしました。始める前に出してもらう課題は原則一つですが、カウンセリング中で浮上して来た問題も同時に解決することもできるわけです。
その代わり時間はかかりますが、クライエントさんが望んで問題解決に取り組みたい場合は、お付き合いすることも厭いません。お金をいただいて行うお仕事ですからね。