怒り、苦しみ、破壊し、創造する！世界プロレス式コミュニケーショガイド研究所所長の体験談ブログ（65) 私が「今すぐ」をキライな10の理由（5）
「今すぐ」を言い換えると、「もう待てない」になるのではないか、と私は思います。「待てないから今すぐしてしまいたい。待っていると不安で仕方ないから、早くすませて楽になりたい」というのが、人間の心理だと思います。あなたは、今すぐ楽になりたいですか？私は正直今すぐにでも楽になりたいと思っています。
もしあなたがキツイ思いをしてなくても、別に悪くはありませんし、「わかりきったことを聞くな！」と怒り出しても別に不思議ではありません。
しかし、問題はそれ自体が絡み合い、複雑化している場合、解決に要する時間も長期化していきます。一つの原因さえ取り除けば、万事が解決するほど単純ではないわけです。ですので、「いますぐ」に取り掛かれないことの方が今後むしろ多くなっていくのかもしれませんね。
ここ最近、私は金の問題と「今すぐ」とせき立てられる感覚が何となくリンクしている感じがずっとしていて、それに気づいた瞬間から「これは一筋縄ではいかないぞ」という感じはしていました。この「一筋縄ではいかなさそうな感覚」が強かったからこそ、急かずに腰を据えて問題と向き合えたのです。 もしこの感覚を無視して「今すぐ」に同調していたら、多分不快感に苛まれて日夜を過ごすハメになったでしょうね。
お金に関して言うと、やはり足りないときにどうしても足したくなります。あなたにはそんな経験はありませんか？お金はないとやはり様々な面で困りますからね。
しかし、私の場合、闘病生活で培われた「使わない」「買わない」という習慣が徹底したことと、サイフを開く前に「これは今本当に必要なのか？」と自問自答するくせをつけたことが大きかったですね。従って以前よりグッと衝動買いをすることが少なくなりました。
そうは言いながらも、最終的に追い詰めらた原因は結局、無駄遣いだったことは十分自覚しています。やはり急かないということについては一朝一夕では身につかないものだな、とつくづく思いますね。今はやはり過去に無駄使いしたお金のことで悔いもありますし、正直すぐに気づけよと、自分自身を恨みたい気持ちもなくはないです。でもまあ、時間は取り返せないですけど、それ以外は取り返せることが多いですからね。失った時間以外はこれからなんとか取り戻していこうと思っています。
まずはむやみやたらにあちこちのセミナーやイベントに出まくるのではなく、取捨選択をして自分のためになるようなことにのみお金を使いたいですね。
