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怒り、苦しみ、破壊し、創造する!世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ(18)私がジャニーズをキライな10の理由その8

2018/04/10

昔はオタクの敵だったジャニーズ

このブログは基本自分が毒吐きたくて書いてます。毒は自分の中にためておくと、だんだん大きくなっていってある日、暴発します。今回も私の「毒吐き」にしばらくお付き合いいただこうかとも思います。

意外かもしれませんが、ジャニーズは昔オタクの敵でした。それが一番顕著だったのは光GENJIの頃ですね。あの時代のオタク女子は光GENJIを結構忌み嫌っていることが多く、当時録音したラジオ番組を聞き返すと露骨な拒否反応を耳で聞くことができます。今の時代ではまずありえない話です。

なぜ光GENJIがダメでSMAPがよいのかは私にはわかりかねますが、なんとなく違いや雰囲気が違うのはわかります。要するに光GENJIまでの「失敗」を教訓に色んな手を使ってそれまでのアイドル像から脱皮を図ったのがSMAPなんでしょうね。

いつしか時代は変わり、ジャニーズタレントは全方位から愛される存在に変わりました。TOKIOのネット民からの愛されぶりを読むと隔世の感すら感じます。そういいながら人気アニメやマンガの実写化で、主にジャニーズが絡むと途端にヒール(悪役)になるのも面白いですね。

そもそもジャニーズでなくても漫画の実写化はただでさえ安易だと思われている企画な上に、ある程度集客が見込めるジャニーズ頼みになると、安直さに拍車がかかっているかのようにも私には見えます。ですからタレントに対する嫌悪感というより、安易な企画自体に対する拒否反応と考えて間違いなさそうです。

 企画自体が足を引っ張っては

「あしたのジョー」にしろ「ヤマト」にしろ「こち亀」にしろ、だいたい結果は予想どおりですよね。いくら現場が頑張っても企画自体が足を引っ張るようでは映画として成立しません。

シン・ゴジラが現れる前の邦画界は割と危機的状況だったわけです。

もちろんジャニーズタレントがでているからと言って即ハズレという判断をするにはやや早計過ぎますね。やはり適材適所な配役をすればジャニーズであろうとなかろうとヒットはします。

単なるイケメンでしたら、そこで終わりかもしれませんが、彼らはイケメンがすでにアドバンテージにならない環境で競争を勝ち抜いてきたタレントです。

使われたらよほど酷い内容でない限り彼らはよい仕事をするケースがたくさんあると思います。

でも、ジャニーズの一強というのはキャスティング的に好ましいのでしょうか?日本の芸能界独特の慣習として、バーターという主役に付随して同じ事務所のタレントをブッキングするケースがあり、これはジャニーズとて例外ではありません。

 違う個性が集まるから

また例に上げるのもいささか恐縮ですが、「必殺仕事人」シリーズにジャニーズが大挙して出演したのはいわゆるバーターの極みというやつでしょう。

スーパー戦隊もそうなんですが、個性の違うメンバーが集まってひとつの集団をつくるから面白いのであって、全員がイケメンだと面白くもなんともないわけです。

かつて私は大の必殺フリークでもありましたが、藤田まことさんが亡くなってからの必殺は「別物」という認識でおりますので、ほとんど見ておりません。

必殺に限らず、ジャニーズのバーターが増えるといくら個性があったとしても画面がイケメンだらけになります。先ほども言った通り、街中を歩けば色んな体型、色んな年齢、色んな個性が混在しています。それが自然ですよね。

しかし仮にジャニーズの1人がイメージにぴったりでもバーターでキャスティングされたタレントが必ずしも同じ結果になるかどうかといえば微妙ですよね。

このキャスティングのバーターというのは本当にテレビや映画をダメにしている悪しき習慣であるとしか私には思えません。作品や原作のファンをないがしろにしていったツケはいずれ自分たちに返ってくるでしょう。まあ、すでに綻びはおきてますけどね。

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